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デックビルドガンダム、7月23日予約開始

バンダイは10月下旬、『デックビルド機動戦士ガンダム』を発売することを発表した。2〜4人用、30〜60分、4,980円。完全予約受注生産で、7月23日〜9月13日まで予約を受け付ける。
「デックビルド」とは、予めではなくゲーム中にデッキ(カードの組み合わせ)を構築しながら戦うカードゲーム。全員同じデッキから始め、戦略に合わせてカードを増やして自分だけのデッキを作る。TCGのように買い足す必要がないことや、2人以上でも遊べるのが特長で、『ドミニオン』や『たんとくおーれ』など、今最もホットなゲームとして人気を集めている。
今回登場するのは「ガンダム」「ガンキャノン」「シャア専用ザク」など24種類の作戦カードと、「アムロ・レイ」「シャア・アズナブル」など10種類のパートナーカード。この中から毎ゲームそれぞれ10種類、5種類のカードを使用する。パートナーカードは1枚だけ手に入れることができ、組み合わせによって作戦カードの効果を高める。
このほかにエネルギーカード、領土カードがあり、カード枚数は全388枚に及ぶ。エネルギーカードでほかのカードを購入し、デッキを強化しつつ、最終的に領土カードを狙う。大量のエネルギーを必要とする「月」と「太陽」の攻防が勝敗を分けそうだ。
作戦カードのイラストは全て描きおろし。また、外箱のほかに収納性を高めるストレージボックスが2箱入っている。
予約はバンダイのショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて。
バンダイ:デックビルドガンダム

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2001年ゲームの旅;マイベスト

テンデイズラジオのフォロー5回目。2001年は、ドイツ年間ゲーム大賞が前年の『トーレス』のようなフリークゲームから方針転換して、『カルカソンヌ』に大賞を与え、ファミリーをターゲットにしたライトゲーム路線が始まった年である。その『カルカソンヌ』は2000年秋の発売であるが、ドイツゲーム年度(前年の夏から当年の春まで)では2001年度分なので、ここでも2001年度として考える。
ノミネートは『カルカソンヌ』『メディナ』『クロンダイク』。
『カルカソンヌ(Carcassonne)』はフランスの城塞都市をタイルを並べて作り、コマを置いて陣取りするゲーム。大きい都市を取り合うもよし、農夫を置いて周囲に都市をじっくり増やすもよし。欲張るとあと1枚で完成というところでゲームが終わって悔しい。2人でも楽しさが損なわれないのがいいところだ。→TGW
K.-J.ヴレーデ/ハンス・イム・グリュック(2000年)
2〜5人用/8歳以上/30〜45分

『メディナ(Medina)』は木製のパーツを重ねて砂漠の都市を建設するゲーム。高ければ高いほどよいが屋根をおいた時点で自分のものになるため、どこで手を打つかが悩ましい。小さい建物でも、道路や小屋を作って建物の価値を上げることができる。ゲーム終了時の街の美しさは思わず見とれる。→TGW
S.ドラ/ハンス・イム・グリュック(2001年)
3〜4人用/10歳以上/60分

『クロンダイク(Klondike)』は、お皿の上にボールを乗せて、砂金(黄色のボール)だけを残すアクションゲーム。ほかの人はいくつ残せるか予想をしていて、それを見てから始めるのがプレッシャーになる大人のゲーム。わざと全部落として得意げな顔をしたりなんてこともある。→TGW
C.ヴォルフ、S.ローナー/ハバ・ハバーマス社(2000年)
2〜4人用/6歳以上/20分

ほかに2人ゲームでノミネートした『バベル』や、所有していないゲームでは、『サンマルコ』『ドラゴンデルタ』が今思い出してもいいゲームである。フリークゲームとライトゲームが混在してよい年だったのではないかと思う。
2001年は入籍してつくばに引っ越した年で、インターネット経由でたくさんの仲間に出会った。インドに留学するまで毎月のように自宅ゲーム会を開き、たくさんの方にお越しいただいたのが懐かしい。
マイベストは『カルカソンヌ』。拡張がたくさん発売されているというのもあるけれども、いつ、どんな顔ぶれに出してもいまさら感がなく、新鮮に遊べる。きっと末永く遊び続けることができるだろう。