シュピール’13新作情報:ラベンスバーガー
ドイツゲームの大手ラベンスバーガーは、最新機器の導入やメディア展開など意欲的な試みを続けています。
M.キースリング作、2~4人用、8歳以上、40分。
ベルリン近郊にある宮殿で豪華な庭を作り、貴族を散歩させて勝利点を競います。
手番にはカードを2枚プレイし、プレイしたカードに指示された色やシンボルのタイルを場から取って自分の庭ボードに並べます。庭ボードも色やシンボルで分けられており、合うように置かなければなりません。その後貴族コマを移動して、移動先の左右にあるタイルで得点が入ります。貴族はタイルの道がつながっているところしか通れず、遠くほど行くのが難しくなります。
ゲーム終了時に縦横にタイルが揃っている列でボーナスを得て、特典の多い人が勝ちます。
ラベンスバーガー企画部&M.シャハト作、2~6人用、10歳以上、45分。
ミスターエックスが戻ってきました。30年前と同じ遊び方ですが、ミスターエックスを追いかける探偵は新しい技術を持っています。iPadに無料アプリをダウンロードすることにより、ボード上を写すと画面にロンドンの立体の建物が投影されます。ミスターエックスの大体の居場所をつかめる電波塔、ミスターエックスが最近とおりかかったかを聞き込みできる目撃者などが追加されます。
発売30年になるロングセラーの探偵ゲームが新たな次元に向かいます。
M.クラマー作、2~4人用、8歳以上、40分。
AIを内蔵したペン「ティップトイ」を用いた協力ゲーム。セキュリティーの専門家が、銀行に雇ってもらうために現在のセキュリティーの不備を見つけます。40分の間にドアを解錠し、セキュリティーシステムを解除し、金庫を開ける組み合わせを見つけます。守衛や警報を解除しないようにします。
ゲームは銀行の探査・スキルの習得・計画の決定を行う準備フェイズと、その実行を行う強盗フェイズに分かれていますが、両方合わせて40分しか与えられません。32のシナリオと12の銀行マップがあり、毎回さまざな展開を楽しむことができます。
★シュトロンベルク:大椅子レース(Stromberg: Das große Bürostuhlrennen)
M.ブラント&I.ブラント作、3~5人用、14歳以上、60分。
ドイツのコメディー映画に基づくボードゲーム。登場人物たちが、駐車場の使用権をめぐって椅子に乗ったまま街中でレースを繰り広げます。上司をものともせず、アイテムを集めます。
★ドゥードルジャンプ(Doodle Jump)
M.キルプス作、2~4人用、8歳以上、20分。
坂道になったボードで上を目指して登ります。サイコロを振って、次の段の数が出れば登ることができます。ライバルのコマは蹴落としましょう。蹴落とされたコマは坂道を滑り落ちていきます。
週刊プレイボーイにボードゲーム記事
はじめにゲーム研究家の草場純氏が流行を分析。『どうぶつしょうぎ』と『人狼』だけでなく、TCGや『ドミニオン』、いくつかのドイツゲームも流行に一役買っていること、東日本大震災後の風潮を指摘。ブームの象徴として、ゲームマーケット入場者が急増していることや、カップルや家族連れも増えてきていることも挙げられている。
続いてボードゲームサークル「調布のあな」のかんちょーこと川口正志氏がゲーム会の盛況ぶりを報告し、結婚に至るカップルも誕生していることを紹介している。
さらに高円寺のボードゲームショップ「すごろくや」の丸田康司店長がおすすめのボードゲームを紹介、超初級として3タイトル、初級として6タイトル、中級として5タイトルを紹介している。中級になると「電化製品の説明書をきっちり読みこむような能力と労力が必要になってきます」と注意を促す。
最後に記者が『ごきぶりポーカー』と『ワンナイト人狼』を遊ぶ様子を実況。「スマホやニンテンドー3DSのデジタルゲームもいいけど、人が集まった場の興奮度の熱量でいったら、断然こっちでしょ!!」と結んでいる。
週刊プレイボーイでは昨年暮れにも、年末年始は部屋飲みでボードゲームという記事を掲載している。
・週刊プレイボーイ最新号
・週プレNEWS:「どうぶつしょうぎ」が大ヒット。今、アナログゲームが人気の理由(記事抜粋)