『ピーパーカード』日本語版発売
オリジナルは麻雀牌のような形状で、2005年に発売された。日本でも流通し、中毒性の高い作品として知られているが、現在は本国の韓国でもほとんど流通しておらず、入手が困難な状況にある。
「まんまる」は東京・江戸川区の公民館で活動しているボードゲームサークル。メンバーが『ピーパー』大好きだったものの、ゲーム会に持ち込むには重くて不便だったことと、遊んでもらったときに「これどこで買えますか?」という問い合わせが多かったことから製品化に動いた。また単純なルールで家族で遊べ、あまりボードゲームに馴染みのない人でも楽しめるゲームだったことも、サークルのスタンスに照らし合わせて製作販売するに相応しいゲームと考えたという。
『ピーパー』は前の人よりも大きい数を出していき、いち早くなくすことを目指す。同じ数字があれば手番でなくても出すことができるというルールと、3枚、4枚揃っていれば、前の人の出しているカードを無視して出せるというルールによって、『大富豪(大貧民)』とは違ったプレイ感が楽しめる。今回のカードゲーム化にあたって、点数計算の方法の簡略化、カード失点のアイコン表示、スタートプレイヤー表示、図解を入れ分りやすさを重視した説明書、難解なチャレンジルールのオプション化など、遊びやすくするための改良が加えられている。
現在はテンデイズゲームズでのみ取り扱われているが、増版でき次第、ほかの専門店でも取り扱われる予定となっている。
・ボードゲームサークルまんまる
・テンデイズゲームズ:ピーパーカード
『放課後さいころ倶楽部』第4巻発売
女子高校生がボードゲームを通じて友情を深めていく物語。昨年9月に第1巻、今年2月に第2巻、7月に第3巻と順調に単行本化されている。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、登場人物たちが楽しむ姿が克明に描き出される。今回は『ラブレター』『もんじろう』『アイランド』『ケルト』が登場するほか、登場人物のミドリがデザインした『ワンルーム』という作品が生まれる。
恒例のおまけ漫画やすごろくや店長のコラムも付いており、ゲッサンで読んでいた方も買う価値がありそうだ。
発売を記念して12月13日に東京・高円寺のプレイスペース「す箱(旧すごろくや店舗)」、14日に京都のボードゲームカフェ「Cafe MEEPLE」にて作者を交えた体験会・トークショー・サイン会が行われる。いずれも定員30名に達し、申し込みはすでに締め切られている。
【告知】おはようございます。放課後さいころ倶楽部第4巻、本日発売です(^ω^)冬のロッジでラブレターを遊ぶ4人が目印。書店で見かけましたら、よろしくお願いします! pic.twitter.com/V25oYgZjI7
— 中道裕大 (@shimaneko555) 2014, 12月 11