ニュルンベルク’15新作情報:コスモス
R.ドーン作、2~4人用、8歳以上、40分。
時は金なり。そしてお金を置いていくのは満足した客だけです。プレイヤーはレストランの経営者となり、客の注文に応えなければなりません。そしてみんなが素早く注文を取りたいと思っています。パスタ、サラダを客に出し、その合間に急いで市場に行って材料を手に入れてきます。テキパキとしなければなりません。さもないと注文した品がこないまま、客は出て行ってしまい、減点になってしまいます。一風変わったイライラゲームで、「他人の不幸は蜜の味」が楽しめます。
K.トイバー作、3~6人用、10歳以上、30分。
『バルバロッサ』の作者によるリメイク。手番には、ほかのプレイヤーが作った粘土細工を1つ選びます。ヒントマスによって、質問を2回行ったり、アルファベットを訪ねたりできます。でも全員が聞いていることに注意しましょう。あからさまに聞くと、ほかのプレイヤーが当てるのを助けることになってしまいます。分かったらいち早く、自分のキューブを中央の箱に投げ込みます。正解者と、当ててもらった人に得点があります。クリエイティブなコミュニケーションゲームです。チーム戦を組むことで7人以上でプレイすることもできます。
S.グレン作、2・4人用、10歳以上、30分。
2人または2対2のチーム戦で戦うゲーム。輝く火のコマで道を完成させましょう。塔のコマを同じ色の塔のマスに置き、自分の火のコマをマークします。そして火のコマで自分の塔のコマをつなげていきます。しかしすべて対応するカードが必要です。また常に自分自身が手番を行うか、チームパートナーに手番を譲るか考えなければなりません。しかも相手は眠っていません。塔を乗っ取り、つながりをブロックすることができます。こうして最後まで気が抜けません。
R.ヘクストラ、T.ヤンセン、P.ズイドホフ作、2~4人用、10歳以上、40分。
2013年のシュピールにプレイジスワン社(オランダ)から発売され、スカウトアクションで10位になったトリックテイキングゲームのドイツ語版。カードを1枚ずつ出して、数字の大きい人が皆のカードを取ります。それと同時に自分の王国で色別に土地も獲得します。土地は失点になることもありますが、好むと好まざるとに関わらず獲得してしまうのです。
アレックス・エ・サ・ギターレ作、4~7人用、12歳以上、30分。
ある時刻をいいながら時間カードをめくります。めくった時間カードに指示された時刻をいっていたか、タイムマシンカードが出たら、全員一斉にリアクションしなければなりません。ルールが変わっていきます。ひねくれ者のための愉快なパーティー・コミュニケーションゲームです。
G,モラレス、G.ジェネ作、2~4人用、7歳以上、15分。
かごをきのこでいっぱいにすると得点になります。そのためにプレイヤーはできるだけいろいろなきのこを集めましょう。うまくいけば、ときにはほかのプレイヤーのかごに手を出すこともできます。イライラの要素をもった楽しいゲームです。
N.モーテンセン作、2~4人用、9歳以上、45分。
プレイヤーの1人がドラゴンとなり、色とりどりのヒツジを狩って宝物に交換します。しかしほかのプレイヤーも同じ目的でドラゴンを邪魔してくるので注意しなければなりません。1枚のカードにはヒツジの面と宝物+アクションの面があり、プレイヤーがどちらの面を使うか決めるところが新機軸です。簡単にプレイできるクレバーなカードゲームです。
R,ドーン作、2~4人用、8歳以上、20分。
ジャングルの奥深く、未調査のマヤ神殿「チャッカ・ラッカ」があります。プレイヤーはアライグマのヨーネスと共に、価値あるお宝を神殿から手に入れるために出発します。お宝を取れるのは、ダイスで対応する神殿マークが出たときだけです。しかしダイスを振り直すたびにお宝を取るのは難しくなっていきます。運から見放されるのは誰でしょうか? そしてうまいタイミングで神殿から宝石を取れるのは誰でしょうか? 短いルールでプレイ時間の短いダイスゲームです。
K.クレオウスキ作、2~5人用、7歳以上、10分。
愉快な蜂のダイスゲームで、運試しをします。注意深く、合っているお花をめくりましょう。ゾンビーをめくってしまうと、せっかく集めた蜂蜜のしずくを失ってしまいます。手番にはダイスを3回まで振り、できるだけたくさんのダイスをほかのプレイヤーに押し付けます。ダイス1個につきお花タイルを1枚めくらなければなりません。
K.トイバー作、2~4人用、10歳以上、75分。
プラスチック製のケースで持ち運びに便利なコンパクト版。ボードの六角形を折りたたんでケースにしていますが、地形タイルのタイルの配置は変えられるようになっています。コマはボードに固定できるので、列車の中、山小屋、海岸など、どこでも遊ぶことができます。2人用のバリアントルール入り。
ニュルンベルク’15新作情報:アミーゴ
ニュルンベルク国際玩具見本市(Spielwarenmesse Nürnberg)は、毎年2月にドイツで開かれるおもちゃショーです。ボードゲームの分野では、大手出版社がファミリー向けの新作を発表します。今年は1月28日(水)から2月2日(火)まで、6日間にわたって開催されます。10月のエッセン・シュピールとは違って業者限定の催しで、一般の愛好者は入場できません。
当サイトでは、ここで発表される予定の新作を、出版社ごとに紹介します。邦題は直訳で、日本で発売されるときには別のタイトルになる可能性があります。
H.ケルマレック作、2~4人用、8歳以上、15分。
いち早くチップを揃えて爆弾を爆発させるゲーム。全員同時プレイで、手札と場札のチップをめくり、交換します。爆弾タイルで指示されたチップを揃えたら、「バン!」といって得点できます。爆弾タイルは、例えば「緑のチップ」や「+マークのチップ」というように種類が指示されており、どのチップを集めるか素早い判断が必要です。
H.キーファー、H.ジームセン、U.ローゼンベルク作、3~5人用、4歳以上、30分。
『ボーナンザ』を子どもや初心者が遊べるようにしました。植えて交換して収穫するという流れは同じですが、最初は4種類の豆だけでプレイします。収入額も枚数によって変わりません。手札は全て自分の前に公開してプレイします。慣れたら、豆の種類を追加できます。ルールを段階的に増やしていき、最終的には通常のルールで遊べます。通常のボーナンザの拡張セットとしてプレイすることもできます。
M.フィッツジェラルド作、2~6人用、8歳以上、20分。
2012年にUSゲームズから発売された『スループ(Sloop)』のドイツ語版。手札からカードを出して、同じ数字か、合計でその数字になるカードを得点にできます。あるいは、手札と場札を組み合わせてわきにとっておき、後で取ることもできます。カードの組み合わせによって高得点が期待できます。数字の低いカードにはほかのプレイヤーからカードを取る、カードを2枚出す、3枚引くといった特殊能力が付いています。
M.ヴァーグナー作、2~8人用、6歳以上、25分。
自分の山札からカードをめくって、中央かほかのプレイヤーの場札に出します。カードを出すときは昇順か降順になるようにして、置けるところがなければ自分の場札をほかの場札につけて、そこにめくったカードを置きます。間違って置いたり、置くところを見過ごした場合、それを指摘されると全員のカードを引き取らなければなりません。自分の山札を先になくしたプレイヤーの勝利です。
W.レプシッツ、A.シュタインヴェンダー作、2~6人用、6歳以上、20分。
場札のカードにつながるように、手札からカードを出していきます。出せるのは同じ色か同じ数字のカードです。出せなければカードを引きます。カードの中にはアクションのできるものもあり、次のプレイヤーを飛ばしたり、プレイ順をリバースしたり、ほかのプレイヤーと手札を全交換したりでき、大逆転が狙えます。最初に手札をなくしたプレイヤーが勝ちです。