滅亡する地球からの脱出と入植『エヴァキュエーション』日本語版、5月中旬発売
デリシャスゲームズ(チェコ)から昨年発売された作品。太陽の膨張により地球滅亡が迫る中、地球から新しい惑星へと人々や文明を避難させる。
手番には個人ボードのアクションスロットにアクションカードを差し込み、エネルギーを支払ってアクションを実行する。ゲーム開始時、旧世界には多くの工場があり、そこで生産した資源で技術を開発し、宇宙船を建造し、工場プラント・人々・資源を新世界に輸送する。旧世界から工場プラントや人々を入植させることで、新世界は徐々に生産力を高めていく。2つの世界で別々のリソースマネージメントが求められる。
新世界にはツンドラ、砂漠、森、海の4つの環境があり、「進展トラック」を進めることによって新たな環境に入植できるようになる。またプレイヤーごとに異なる技術タイルは技術ツリーになっており、レベルが上がるほどユニークな特殊能力が使えるようになる。
基本ゲームのレースモードでは「新世界にスタジアムを3件建てる」などの勝利条件達成でゲームは終了に向かうが、上級ルールではアクションカードによるさまざまなアクションカードもできるようになり、また得点モードでは最初にドラフトした目標カードでゲーム終了時に得点を競う。ゲームに慣れるほど深みを味わえる作品だ。
(写真は英語版)
ゲームマーケット2024春の見どころ
合計25690平方メートルのホールに915団体が出展。ブースによっては試遊もできる。多くの参加者で混雑することが見込まれるため、公式ウェブサイトなどで事前に気になる作品をチェックしておくとよいだろう。公式ウェブサイトでは、プレイ人数・対象年齢・プレイ時間・価格から該当するゲームを検索できる。
スペシャルステージはフリーデマン・フリーゼ氏(作品)の「ボードゲームのデザインとは?」(27日13:45~)、ヴァンサン・デュトレ氏(作品)の「ボードゲームのアートワークとは?」(28日14:00~)、堀江貴文氏らによるマーダーミステリーについて(27日15:00~)、三遊亭楽天氏によるTRPG落語(27日12:30~)、別府さい氏らによる「ゲムマ座談会2」(28日15:30~)。
恒例の会場内謎解き「アニマル・リドル」、人気定番ゲームを説明付きで遊べる「本当に面白いユーロゲームの世界」、立ったまま遊べる『デュエルボーイポケット』バトルフィールド、人気ゲームの巨大版が遊べる「ビッグゲームパーク」、おもちゃを取り揃えたキッズコーナーなど、ブース試遊以外にも遊ぶところがたくさん。2日目には会場内にフリープレイスペースも設けられる。
次回のゲームマーケット2024秋から会場が千葉の幕張メッセになるため、東京ビッグサイトでの開催はひとまず今回が最後。2日間思いっきり楽しもう。