ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第19弾。デザインは落語マダミス『優しい死神の席』が話題となった鯖井凌氏で、今度は1920年代フランス、ワイン製造所を舞台に殺人事件の謎を解く。
狂騒の都会から遠く離れた辺境の地の、とあるワイナリーで、1つのワイン樽が宙へ飛び上がった。それは、あなた達の目の前に落ち、はじけて壊れ、ワインと木片をぶちまける。めちゃくちゃになった現場を確認すべく、近づいたあなた達の目に飛び込んだのは……首と胴体が別れ、全身の毛を剃られている上に内臓まで抜かれている、裸の女性の、ワイン浸けの死体だった。
ゲームシステムはシンプルで、少しのスパイスが加えられている程度なので初心者でも遊びやすいが、内容は上級者まで楽しめるものとなっている。