文明ごとに異なる内容のデッキを駆使して、他文明との衝突を繰り広げ、帝国の発展を遂げるデッキビルドゲーム。オリジナルはオスプレイゲームズ(イギリス)から2021年に発売された。国際ゲーマーズ賞で1人用と2人用部門に、ゴールデンギーク賞で重量級と1人用部門にノミネートされている。
第1弾『帝国の時代:インペリウム・クラシック』には「カルタゴ」「ケルト」「ギリシャ」「マケドニア」「ペルシア」「ローマ」「スキタイ」「ヴァイキング」といった古代から中世の文明、第2弾『帝国の時代:インペリウム・レジェンド』には「エジプト」「マウリヤ」「ミノア」「オルメカ」「秦」といった歴史上の文明ニ加え、伝説・架空の文明「アーサー伝説」「ユートピア」「アトランティス」が入っている。それぞれ単体で遊ぶことも、合わせてプレイすることもできる。
プレイヤーはそれぞれ自文明のデッキを選んでプレイする。ゲームの手番では、アクションの「発動」か、手札をすべて捨てる「革新」か、手札の不穏カードを不穏パイルに送る「反乱」を実行し、その後手札の補充などを行う「整理」を行う。
カードにはどのゲームでも使う共通カードと、プレイヤーがもっている自文明カードがあり、その効果によってリソースを得たり、場にカードを出したり、共通の市場からカードを得たり、効果の代わりに不穏パイルから不穏カードを受け取ったりして、デッキを構築し、ほかのプレイヤーのカードに影響を与えていく。帝国を発展・文明化させ、最終的な終了条件を満たすか、文明の「崩壊」が発生したらゲーム終了。
終了条件を満たして「得点」によりゲームが終了した場合は、それまでの帝国が歴史に刻んできたカードが得点源となるが、「崩壊」でゲームが終了してしまうと、不穏カードが少ないほうが勝利となる。
各文明によってカードの内容はまったく異なるため、その戦略や勝利への道筋もさまざま。対戦する文明の組み合わせによって展開も大きく変わる。カード能力を発揮できる状況を作るべく、デッキビルドとリソースマネージメントの両方が求められる。
内容物:カード280枚以上、トークン150個以上、ルール他
(左側:クラシック/右側:レジェンド)