ファランクス社(イギリス)は2月23日、SNS上で自社の2人用ゲーム『ヨーロッパ分断(Europa Divided)』でウクライナ情勢をシミュレートできると投稿。その翌日に軍事侵攻が始まったため批判が殺到し、投稿は削除され謝罪文が掲載された。その中で今後『ヨーロッパ分断』の売上による利益を全て、ポーランドに避難したウクライナ人への人道支援活動に寄付することを発表した。
— PHALANX (@PhalanxGames) February 28, 2022
カクテルゲームズ(フランス)は3月2日、自社製品『ハッピーシティ』のプロモカード「キエフの黄金の門とヤロスラフ賢公像」を5ユーロで発売。『ハッピーシティ』は日本人デザイナー佐藤敏樹氏らの『ハピエストタウン』の海外版で、たかみまこと氏がイラストを担当しており、このプロモカードもたかみ氏によるもの。売上は全額、赤十字のウクライナ人道危機救援金に寄付される。
HAPPY CITY a failli exister en Ukraine 🇺🇦.
Alors pour ceux qui veulent construire leur HappyCity avec un bâtiment qui aidera des personnes dans la vraie vie : https://t.co/lu7i3orfLU
TOUT l'argent récolté ira à @CICR_fr (https://t.co/Cs1eomoY98)#j2s #UkraineRussiaWar #boardgames pic.twitter.com/kpdZk5uZwx— Cocktail Games (@CocktailGames) March 2, 2022
ドイツ年間ゲーム大賞委員会は3月9日、ライフスタイル社(ロシア)からのロゴ使用料をユニセフ(国連児童基金)に寄付することを発表。ドイツ年間ゲーム大賞は非営利で運営されているが、協会の仕事、イベント、支援プログラムのために、受賞した出版社からロゴ使用料を徴収している。2020年にキッズゲーム大賞を受賞した『スピーディロール』と、21年にキッズゲーム大賞にノミネートされた『ストーリーテイラー』がこれに該当する。
Der Spiel des Jahres e.V. spendet Einnahmen aus dem Lizenzvertrag mit dem Moskauer Verlag Lifestyle Boardgames der #Ukraine-Hilfe des Kinderhilfswerks UNICEF. Dieser gibt eine Teilauflage der ausgezeichneten Spiele „Speedy Roll“ und „Fabelwelten“ heraus.https://t.co/SftBgC0Adp
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) March 9, 2022
フォイヤーラントシュピーレとアバクスシュピーレ(ドイツ)は3月10日、自社製品でチャリティーオークションを行うことを発表。『アーク・ノヴァ』や『グルームヘイヴン』など40タイトルのボードゲームが用意され、参加者はメールで入札する。1週間後に各ゲームごとの最高額入札者が落札して支払い。それと同額(1タイトル100ユーロまで)を同社が上乗せしてウクライナ人の支援にあてる。EU圏外への発送は行われない。
Benefiz-Auktion für die Ukraine:
Wir und ABACUSSPIELE möchten einen kleinen Betrag leisten. Aus unserem Büro versteigern wir diverse Spiele. Den Erlös spenden wir komplett als Hilfe für Menschen in der Ukraine und legen selbst nochmal den gleichen Betrag drauf (max. 100€/Spiel)!— Feuerland Spiele (@FeuerlandSpiele) March 10, 2022
日本国内では今後、ヨーロッパからの商品到着の遅延や価格の上昇が懸念されている。