ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。2014年から2部門、今年から3部門に分けて大賞を発表している。昨年のファミリー部門は『Welcome to…』、エキスパート部門は『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー』が選ばれている。対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、オランダ国外で発売されたものは1年遅れでの受賞になることが多い。
『ポイントサラダ』はさまざまな得点方法が書かれた目標カードに沿って野菜を集めるアメリカのカードゲーム。『ザ・クルー』はドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞を受賞したドイツの協力トリックテイキングゲーム。『西フランク王国の建築家』はニュージーランドのワーカープレイスメントゲームで、大聖堂とさまざまな建物を建築する。ノミネート作品も含めて、9タイトル全て日本語版が発売されている。
このほか、オランダゲーム賞の設立者でボードゲームのニュースやレビューを発信してきたE.ブローエンス氏に特別賞が授与された。
【オランダゲーム賞2020 受賞作品】
ファミリー部門賞:ポイントサラダ(Point Salad)
ノミネート:エルドラドを探して(De Zoektocht naar El Dorado)、メナラ(Menara)
経験者部門賞:ザ・クルー(De Crew)
ノミネート:ティーフェンタールの酒場(De Taveernen van de Oude Stad)、タイニータウン(Tiny Towns)
エキスパート部門賞:西フランク王国の建築家(Architecten van het Westelijk Koninkrijk)
ノミネート:エマラの王冠(Crown of Emara)、テオティワカン:シティオブゴッズ(Teotihuacan)
・Nederlandse Spellenprijs:Winnaars Nederlandse Spellenprijs 2020