エッセン・シュピールが来年10月に延期

世界最大のボードゲームイベント「シュピール」を主催するフリードヘルム・メルツ社は18日、新型コロナウィルスの収束が見えないことから、今年のシュピールを来年に延期することを発表した。事実上の中止となる。

毎年ドイツ・エッセンで開催され、昨年は1200団体が出展し、20万9千人が参加した世界最大のボードゲームイベント。日本からも毎年多くの参加者があり、近年はヤポンブランドやオインクゲームズをはじめ出展も盛んになっていた。中止となるのは1983年の開催以来初めて。

フリードヘルム・メルツ社のD.メツラー社長は「私たちはこの数週間から数ヶ月、COVID-19に関して国内外の劇的な感染拡大を注視し、シュピール’20が開催できるあらゆる可能性を探ってきましたが、計画的な安全性の確保ができず、厳しい入場制限が予想されることから、残念ながら予定された期日では開催できないという結論に達しました。しっかりとした責任あるメッセの準備は、この状況下では不可能です。このような事情から、長い間検討を重ねた結果、みなさんにとってとても残念だとは思いますが、シュピールの開催を1年延期せざるを得ないという結論になりました。」とコメントしている。

エッセン・シュピール会期中に発表されているドイツゲーム賞とイノシュピール賞は、今年も発表される。次回のシュピールは2021年10月14~17日となることも併せて発表された。

SPIEL Messe:COVID-19

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