オリジナルは1996年、ブラッツ社(ドイツ)から発売された。その後、メイフェアゲームズ(アメリカ)が2010年にリメイク作品『グレンズ・ギャラリー』を発売しているが、オリジナルで外国語版が出るのは初めてとなる。絶版となってからもしばらく、日本ではThe One Hundredに入るなど名作として名高い。
テーマはイギリス社交界。日々、暇を持て余した紳士たちがおかしな賭けに興じている。テーマは「今月は何日雨が降るか」「新聞に皇室スキャンダルがいくつ載るか」「英国首相が公式の場で何倍紅茶をこぼすか」「何人の議員が辞職するか」「競馬場で何回奥様がたの帽子がダブるか」の5つ。最終的な結果は、皆が手札から出すカードによって決まる。
少しずつ状況が明らかになっていく中、最終的な枚数を予想して賭けよう。しかし中には出したカードを打ち消す「No!」カードも混じっているので、結末は最後まで分からない。手堅く賭けるか、ハイリスクを承知で大胆に賭けるか。クニツィアらしいジレンマたっぷりのゲームだ。
>「新聞に皇室スキャンダルがいくつ載るか」
イギリスなので王室だと思うのですが、これはSNEさんの公式なのでしょうか?
イギリス王家はインドを征服したときムガール帝国の皇帝から帝位を禅譲されたという形で帝位につき、大英帝国と呼ばれていましたので、皇室でも間違いではないですよ、イギリスの王子プリンスオブウェールズは今でも日本語では皇太子と呼ばれていますしね