アスモデ、ルポ・プロドゥクシオンを買収

アスモデ(フランス)は16日、ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)を買収したことを発表した。今後はアスモデグループ傘下の一スタジオとして人事を一新して制作を続けることになる。
ルポ・プロドゥクシオンは2004年にブリュッセルで設立され、『世界の七不思議』『キャッシュ&ガンズ』『コンセプト』『ジャストワン』などをリリース。設立時より15年間、アスモデ社のサポートで国際展開してきたが、これからはアスモデグループが擁する14のスタジオのひとつとして制作を続けることになる。
ルポ社の共同設立者であるC.コーモン氏とT.プロヴースト氏は「15年にわたり私たちは、老いも若きも可能な限り最高のゲームを作成することに情熱を傾けてきました。アスモデグループは、創業時から共に働いてきたパートナーです。素晴らしいアスモデファミリーに加わることにより、ルポ・プロドゥクシオンはアスモデグループの販売能力や、グループ傘下の全スタジオとの相乗効果の恩恵を受けて、ゲームやIPの開発の新しい段階に進むことができます」とコメント。コーモン氏は退職して新たに「キャプテンゲームズ」というスタジオを立ち上げ、T.プロヴースト氏はコーディネーターとしてアスモデ社に入る。ルポ社は、15年間外部コンサルを務めたT.ヴェルメールが率いる。
アスモデグループCEOのS.カーヴィユ氏は「ルポ・プロドゥクシオンをグループに歓迎します。この買収は、長年続いてきた実り多いコラボレーションの論理的な成果です。私たちは遊びの文化と、できるだけ多くの人に最高のゲームを提供するという志を共有しています。この買収により、世界的に有名なタイトルと共に、IPポートフォリオを拡大していきます。アスモデグループ傘下の14スタジオのエコシステムによって、ルポ・プロドゥクシオンは相乗効果の恩恵を受け、明日のヒット商品を発明し、アイデンティティの特徴である創造性を発揮できるでしょう」とコメントしている。
アスモデ社は1995年創業。2014年にデイズオブワンダー、ファンタジーフライトを買収して以来、カタンスタジオ、ズィーマンゲームズ、プラッドハットゲームズ、フィロソフィア、ハイデルベルガー、エッジエンターテインメント、レベル、ACDブラックファイヤーなど各国の出版社を傘下に収めており、スタジオとして制作させた製品を国際展開している。
昨年のドイツ年間ゲーム大賞作品『ジャストワン(Just One)』は、アークライトが日本語版の制作を発表してから半年以上経っているが、まだ発売日が発表されていない(東急ハンズのゲムマコラボイベント で先行販売されている模様)。
Asmodee:Repos Production, editor of Time’s Up, Concept, Just One and 7 Wonders, joins the Asmodee Group

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