ホビージャパンは1月中旬に発売する予定の輸入ゲームのリストを発表した。いずれも先月のエッセン・シュピールで発売された新作で、外国語版に日本語ルールが添付される。
ゲームデザイン:S.ブリーズデイル&R.ブリーズ&I.ヴィンセント、イラスト・V.ダルトン、R&Dゲームズ(イギリス)、2~6人用、14歳以上、45~75分、7600円(税別)。
『キーフラワー』の後継となるキーシリーズ最新作。大河「キーフロウ」では建設や交易のための物資を積んだ船が行き交いしている。河岸には建物が立ち並び、船が桟橋に舫われ、家畜たちが牧場の草を食んでいる。プレイヤーは、この河に沿って生活共同体を作り上げ、労働者(おなじみの”キープル”)を自らの建物や他のプレイヤーの建物に送り込み、労働に従事させせ、経済的な発展と繁栄を目指す。
システムはドラフトとカードドリヴンで、各季節(ラウンド)にカードが配られ、その中から1枚を選んで取り、残りをとなりのプレイヤーに渡していく。これらを使って建物や動物、キープル、資源などを手に入れ、4ラウンドの最後に得点を競う。
キープルとワーカープレイスメントの要素を残しつつ、カードドラフトのゲームとしてデザインされた作品だ。
ゲームデザイン・M.ウォレス、イラスト・J.コーマー、ストロングホールドゲームズ(アメリカ)、1~4人用、13歳以上、30~120分、9500円(税別)
クトゥルフ神話をテーマにした同じ作者の推理ゲーム『翠色の習作』にインスパイアされた開発ゲーム。パラレルワールドの1930年代オーストラリアに逃れた人類が、旧支配者たちの目覚めに備える。
プレイヤーは、港を建設し、鉄道を敷設し、鉱山を開発し、食料生産のために農場を拓くと共に、軍隊や協力人物を手に入れて戦いに備える。ある時点で旧支配者たちが目覚めると、恐るべき破壊を伴って移動する。そのときには悪夢の存在を見つけ出して戦う軍隊、プレイヤーの助けとなる技術や資源をもたらす人物の協力が必要になる。
ゲーム中、いかなる行動にも時間がコストとしてかかってくる。ほかのプレイヤーと協力して、人類の勝利を目指す。
ゲームデザイン・S.グラハム&S.ハチントン、イラスト・M.シャルメル、カプシカムゲームズ(フランス)、2~4人用、10歳以上、40分、4500円(税別)
巨大な砂嵐によって離れ離れになった遊牧民を再び合流させるタイル配置ゲーム。手番にはタイルを置き、隣接するタイルにラクダを配置する。タイルにはそれぞれ遊牧民の部族名が記されており、同じ部族名の記されたタイル同士を自分のラクダでつなげると、義理堅い遊牧民たちから贈り物がもらえ、ゲーム中の特殊能力と終了時の勝利点になる。5頭以上のラクダでつなぐと特別な贈り物である珈琲(7勝利点)が手に入る。
全てのタイルが配置されたらゲーム終了で、得点で勝敗を決める。