オリジナルは1999年、ゴルトジーバー社(ドイツ)から発売された。2007年に50歳で亡くなったデロンシュのデビュー作で、受賞はなかったものの、建物のミニチュアと独特なゲーム展開が受け、絶版になってからも高く評価されてきた。今回、同じ作者の『コンテナ』に続き、マーキュリーゲームズ(アメリカ)がミニチュアコマが1.3倍サイズの豪華版を製作する。
ボード上には番地がついた区画があり、対応するカードを出して建物や公園や工場などを建設し得点していく。種類によって建設条件があり、また好条件の土地はほかのプレイヤーも狙ってくるので、思惑通りになるとは限らない。ミニチュア製の都市が次第に出来上がってくるため、箱庭的な楽しさもある。
これに合わせて、未発表の新たな建築物を加える拡張セットも6500円(税別)で発売される。こちらは7月発売予定。