2004年に書籍として出版された異色パーティーゲーム。プレイヤーは進行役を務めるディレクターのもと、映画のプロデューサーや役者になりきり、2回の映画制作を通じてハリウッドの成功者となることを目指す。
プロデューサーが映画の企画・脚本をオークションで入手すところからゲームは始まる。そして、出演者との交渉、配役へと進み、脚本に基づいてトレーラー(予告編)を制作、上演する。こうして2本の映画を作り、投票による映画賞を受けて、より富を得たプレイヤー、スターとして脚光を浴びるプレイヤーが勝利する。
たとえスターを擁したとしても、安易な配役では映画の質を高めるのは難しく、プロデューサーの腕の見せ所となる。
推奨プレイ人数は12人、プレイ時間は4時間。しかもプレイヤーはそれぞれの役割になりきる必要があり、プレイのハードルは高いが、クニツィアのゲームファンなら挑戦する価値は大いにありそうだ。
ハードカバー版は300部限定で、このほかに電子書籍版(予価1620円)が5月下旬リリース予定となっている。