今月のカンヌ国際ゲームフェスティバルでルドノート社(フランス)から発表される、文明発展をテーマにしたカードゲーム。タイトルはカルタ・インペーラ・ヴィクトーリア(支配と勝利のカード)の頭文字を取ったものであると同時に、シヴィライゼーション(文明)の略語ともなっている。軍事、宗教、経済、科学、文化、社会の6つの分野で他の文明を圧倒し、勝利することを目指そう。
毎ターン手札を1枚プレイした後、使用可能な能力を使い、手札上限までカードを補充する。各分野にはすでにプレイしているカード枚数によって変わる永続効果と、すでにプレイしているカードを捨て札にすることで発揮する捨て札効果があり、例えば、《宗教》の永続効果は手札上限を増やし、《科学》はプレイされているカードと手札を入れ替えることができ、《軍事》の捨て札効果は全員に、すでにプレイされているカードを破棄させる。
こうして特定の分野で7枚以上のカードをプレイしたら勝利。そのために、手札とプレイしたカードを各分野の能力でコントロールしつつ、ほかのプレイヤーの意図を読み、同じく各分野の能力で挫かなければならない。
ゲームで使用するカードはIからIIIの3つの時代に分かれ、時代IIIから順に山札に積まれている。6つの分野の構成枚数は時代ごとに異なり、最初は出現しない分野も。ほかのプレイヤーの状況だけでなく、時代に応じたプレイイングも求められる。ときには誰かの独走を防ぐために一時的な協力関係を築くことも必要だ。
能力のコンボも楽しめ、手軽ながら奥の深い戦略カードゲームだ。
内容物:カード104枚、コイン1枚、早見表4部、ルールブック1部
(写真はオリジナル版)