オリジナルはゲームマーケット2010で賽苑(さいえん)が発表した『クメル(Khmer)』という作品。ペガサスシュピーレ(ドイツ)が今年、陰陽五行思想をテーマにしてリメイクした。日本のゲームがドイツで発売され、逆輸入されて日本語版になったものだ。2007年にB2Fゲームズが日本語版を出した『エレメンツ』とは同じタイトルだが別ゲームなので注意。
プレイヤーは交互に手札からカードを出していくが、「自分のカードの合計値」を対戦相手よりも高くしつつ、「場に公開されているカードの合計値」を超えてはいけないという二重の制限がある。
二つの制限値はどちらもゲーム中に変動する。カウンティングあり、ブラフあり、お互いの手札の中身を巡って、その都度ヒリヒリするくらいの駆け引きが勝負を左右する。