エッガートシュピーレ(ドイツ)から今秋発売されたばかりの作品。ボードゲーム版と同様、5頭のラクダが競うレースでどのラクダが勝つかを予想する。
今回ラクダたちはダイスではなく、レーシングカードの山札から公開されるカードによって移動する。このレーシングカードは全てのプレイヤーにより決められ、どのラクダが動けるか、動くことになったらどれくらい進むかを各プレイヤーは部分的に知っていることになる。そのためある程度はラクダの動きをコントロールすることができるが、ラクダは相変わらず、前にいたラクダの上に乗る。これがゲームをスリリングなものにする。
ボードゲーム版を遊んだことがない人はもちろん、遊んだことがある人でも、新しいプレイ感を楽しむことができる。手頃なお値段でありながら、プレイ時間はボードゲーム版よりも長いという遊びごたえたっぷりの作品だ。