シュピール15:パールゲームズ

血の宿屋(The Bloody Inn)
N.ロベール作、1~4人用、14歳以上、60分。
1831年フランス。アルデシュ県の端、ペイルベイユの村はたくさんの旅人が通っていきます。欲張りな田舎の農家の一族がこれを利用して、悪魔のような策略を練りました。それは宿屋を作り、そこで旅人から強奪して、警察の疑いをかけられないように金持ちになるという計画でした。その計画がうまくいくかどうかに関わらず、確かなことがあります。全ての客が宿屋から生きて出てこられるわけではないということです。
プレイヤーはライバル同士の宿屋の主人となり、富を築きます。残念なことに、倫理観があると客から強奪できません。ただしそれも彼らが生きているうちの話。殺人に対しては、幸いなことに良心の呵責はありません。もちろん、遺体はどこにでも捨てておけるわけではありません。遺体を隠すのは大変な仕事ですし、警察もやってきます。客の中から、共犯者を雇うこともあるかもしれませんが、費用がかかります。
毎ラウンド、夕方に客カードを引いて自分の宿屋に置きます。そして夜にはその客を殺害したり、遺体を埋めたりといったアクションを行います。遺体を埋めたときに収入が入ります。朝になると警察の捜査が入り、殺されなかった客が宿代を払って出発します。こうして客カードの山札が2回なくなったらゲーム終了で、お金を最も多く稼いだプレイヤーが勝者となります。

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