刻々と変わる需要に応じて船の荷物を替え、収益を競うゲーム。各自はじめに船が2隻あり、胡椒、塩、インディゴなど6種類の品物のいずれかを1つずつ積んでおり、需要カードを出したとき、その荷物を積んでいる全員に収入がある。どの品物を積むか、ほかのプレイヤーの船を見て流行を見極めないといけない。さらに収入で新しい船や特殊能力を買えるが、高価なので元が取れるかは分からない。クニツィアらしい、駆け引きとジレンマの作品だ。
2007年にドイツ・ペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売され、アラカルトカードゲーム賞7位、日本ボードゲーム大賞5位を獲得。30分という手軽なプレイ時間ながら、ボードゲームの醍醐味を味わうことができ、2009年に第2版、2010年に英語版が出るなど根強い人気がある。
ニューゲームズオーダーでは近年のボードゲーム愛好者の増加に伴い、「『交易王』が欲しい、遊びたい」という声が多く寄せられたため、日本語版を制作したという。
・ニューゲームズオーダー:交易王