アメリカの老舗玩具メーカー・パーカーブラザーズ社から1955年に発売されたボードゲーム。自分の駒3つすべてを、いち早くゴールに到着させることを目指す。大きな数字が記された駒は早く進めるが、遠くからスタートとなる。他の人の駒を自分の駒で踏むと「ヒット」となり、踏まれた駒はスタートへ。盤上にいくつかある「ライン」に駒が集まると、そこにある駒のスピードが一時的に増す仕組みがが逆転を生み出す。
アフリカの民族名が与えられたこのゲームは、シンプルでありながら心理戦や戦術性が楽しめる隠れた名作。これまで、アメリカやドイツで発売されたが、デザイナー不明等様々な不遇な理由により、ここ数十年は日の目を見ていなかった。この度、いくつかの調査を経て日本国内であれば発売可能であることが判明し、販売に至ったという。
印刷屋さんのメリットを活かして安価で面白いボードゲームをリリースしているタチキタゲームシリーズ。『レンフィールド』『ジュリエットと怪物』に続き、これで3タイトル目となる。