スクールカウンセリング誌でボードゲーム紹介

スクールカウンセリング情報誌『子どもの心と学校臨床』第10号(2014年2月発行)(遠見書房)に、心理療法のツールとしてボードゲームが取り上げられている。連載で今後もボードゲームが取り上げられる予定。
『子どもの心と学校臨床』は、スクールカウンセラーや学校関係者のための雑誌。教師のうつや発達障害、いじめ、東日本大震災で被災した子供たちのこころのケアなど、毎回特集を組んでオピニオンや情報を掲載している。年2回発行、1,512円で、書店取り寄せ、定期購読もできる。
第10号から始まった連載「人間と遊び」は、目白大学(東京)で心理カウンセリングを教える丹明彦准教授が担当し、心理療法のひとつであるプレイセラピー(遊戯療法)の現状や課題について検討する。
「今号のオススメ遊具コーナー」として最初に取り上げられたのは『ブリッとでるワン』(タカラトミー)。ワンちゃんの口からエサを入れ、ポンプを押してウンチを出させるこのゲームを遊んで、摂食障害の症状が改善された子どももいるという。ただし心理的には強力なインパクトを与えるので、子どもの状態やゲームを差し出すタイミングの見極めには慎重を要するとのこと。活用事例として、発達障害を抱える子ども達のグループ活動の中で、ウンチの奪い合いをするB-1グランプリッ!(ブリっとでるワングランプリッ!)を行い、ブービーを優勝者としてトイレットペーパーを贈呈したという、遊び心あふれるエピソードが掲載されている。
ボードゲームは趣味でもある丹准教授は「こういう形でもボードゲームは用いられ、社会的貢献、子ども支援に役立っているという例と思って頂ければ」と述べ、今後の連載でもボードゲームを取り上げていく予定だという。
遠見書房:子どもの心と学校臨床

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