『ドミニオン』ドイツ語版、ハンス社からASS社へ

ドイツでは10月1日から、『ドミニオン』ドイツ語版の販売元が、ハンス・イム・グリュック社からASS社に変更となった。ドイツでは未発売だった最新の拡張『ドミニオン:ギルド』と、基本カードセットのイラストに「闇市場」を加えた特別版が発売される。
『ドミニオン』オリジナル版の発売元であるリオグランデ社(アメリカ)は昨年6月、自社製品の販売に集中するため、他社との提携作品を絞り込むことを発表。これに伴い、ハンス社は『カルカソンヌ』の英語版ライセンスをリオグランデ社からズィーマンゲームズ社(カナダ)に切り替えた。
ハンス社とリオグランデ社はその後も販売提携について協議を行ったが「埋めがたい見解の相違」(ハンス社)があり、今年9月いっぱいで『ドミニオン』ドイツ語版ライセンスが打ち切られることになった。ハンス社が取り扱っていた分は在庫一掃セールが行われた。
ハンス社に代わって『ドミニオン』ドイツ語版を扱うことになったASS社は、『ドミニオン』を印刷しているカルタムンディ社(ベルギー)の傘下にあり、リオグランデ社の管理しやすさで選ばれたと見られる。新版のパッケージや、新たに立ち上げられたホームページにはリオグランデ社のロゴが入っており、ASS社のロゴはない。
新たに発売される特別版は、パッケージイラストをM.メンツェルのものからオリジナルに戻した。今後は、ハンス社から発売されていた製品の再版を進めるが、カードのデザインを変えないでハンス社のドイツ語版とコンパチブルにするという。
なお、日本国内ではホビージャパンが一貫して取り扱っており、今回の切り替えの直接的な影響はない。
Dominion-Welt(新たに立ち上げられたドミニオンのドイツ語公式サイト)
Spielbox-online:Die Zukunft von Dominion jetzt bei ASS Altenburger

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