『ル・アーブル:内陸港』日本語版、7月上旬発売

ホビージャパンは7月上旬、U.ローゼンベルクの『ル・アーブル』をもとにした2人用ゲーム『ル・アーブル:内陸港』を発売する。2人用、10歳以上、30分、3150円。

前作『ル・アーブル』に続いて、今度はル・アーブルの内陸港を拡げる。プレイヤーは、31の建物を建設して使用することで、木材、レンガ、魚、小麦を増やしてお金を稼ぎ、ゲーム終了時に相手プレイヤーよりもお金持ちになることを目指す。

昨年のエッセン・シュピールで発売されたばかりの新作。U.ローゼンベルクによる『ル・アーブル』の雰囲気とゲームの根幹となる要素をそのままに、『祈り、働け』のアクションリングを組み合わせた。建設した建物はリング上のボードに置かれ、毎手番バーが回転することで、使用回数が増える。自分の番にできることは建物を1軒建てるか、すでに建てた建物を1軒使うかのどちらかしかできない。使わないでおいて一気に使うか、ほかの建物とうまく組み合わせてこまめに使うか。使用料を払えば相手の建物も使うことができるため、計画通りにはいかない。

資源の増減は倉庫にあるコマの移動で表す。建物の効果によって、資源コマが移動していくが、階段上のため行き止まりになることも。建物がどんどんグレードアップしていく中、建物のうまい組み合わせを考えなくてはならない。

これだけの内容でありながら、30分程度で手軽に遊べるゲームに仕上がっている。『アグリコラ』から『牧場の動物たち』を編み出した、ローゼンベルクの面目躍如だ。

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