『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の前日譚となるホビットのビルボの冒険を描いた作品を、イギリスのゲームデザイナー、M.ウォレスがトリックテイキングゲームにした。ソフィスティケイティッドゲームズ社(イギリス)が制作し、ファンタジーフライト社(アメリカ)やコスモス社(ドイツ)などによる各国語版と同時発売となる。製造はドイツ。
プレイヤーはビルボやドワーフのトーリン、魔法使いのガンダルフなどの善の勢力と、邪悪な竜のスマウグやオークのボルグなどの悪の勢力に分かれて競う。一巡の勝負に勝利すると、それぞれのキャラクターの能力に従って獲得したカードを分配できる。的確なカードを分配することで、敵には損害を与えることができ、味方には助けとなる。どのカードをいつ使って、誰を勝たせて、どのカードを分配させたら有利になるのか、結果はやってみるまで分からない。
これだけの内容でプレイ時間はわずか20分。映画で興味を持った人に気軽に出せる小品の登場だ。