オリジナルは昨秋のゲームマーケットで創作ゲームサークルのツクルカが発表した同人ゲーム『ジャンケンカードゲームファイブ!』。じゃんけんをモチーフにした5つのゲームアンソロジーで、さらに今回、2人用のルールを2つ加えて7つのゲームが遊べるようになった。グラフィックデザイナーがプロデュースした作品で、木版画のイラストも魅力だ。
じゃんけんと侮ってはいけない。トリックテイクからポーカー風のルールまであり、さまざまな駆け引きが楽しめる。縛りの中で、腹の中を探りながらのいやらしいジャンケン勝負「センゲン」、一人で楽しめる「ソリティア」、フォローできなかった時にジャンケンの三すくみが利いてくるトリックテイキング「トリックス」、場札と手札のジャンケン勝負で自分は得点を獲得するように、相手は得点が低くなるようにという駆け引きを繰り広げる「オシツケ」、自分の受け持ったマークが多数派になるように立ち回る腹の探り合い「イントク」など。それぞれがじゃんけんの要素を使いながらも、遊んだ感触はまったく別物で、手軽にもマニアックにも楽しめる。
テンデイズゲームズでは、この作品を「テンデイズゲームズコレクション」の第一弾と位置づけ、今後も新旧、国内外問わず、テンデイズゲームズが選んだ作品をリリースしていくことにしている。
・テンデイズゲームズ:ジャンケンセブン!