モンド・サピエンス(Mondo Sapiens)

生めよ殖やせよ
リアルタイムパズルゲームとして昨年人気を集めた『モンド』が帰ってきた。今度は人類が登場する。道路と村と建物で美しい世界を創り上げよう。
『モンド・サピエンス』は『モンド』の拡張セットではなく、タイマーも入っていて単体で遊べる。というよりは、『モンド』と混ぜて遊ぶことはできない。地形から砂漠がなくなり、平地と森林と水面の3種類だけになった。動物はイノシシしか出てこない。代わってタイルに描かれているのは、人類である。
モンド・サピエンス
ルールは初級・中級・上級の3つに分かれ、初級ルールは『モンド』とほとんど一緒である。7分間に、片手だけでボードにタイルを敷き詰める。タイルの絵柄はつながっていなくても置けるが失点。空きマスも失点。7分より早く終わればボーナスタイルを取ってやめてもよい。
終わったら得点計算で、人類が1人1点、地形が1ヶ所2点、ボーナスタイルに書かれた得点、つながっていない部分(辺)と空きマスが-1点、活火山の最も多い人がその数だけ失点。得点が一番だった人は、次のラウンドに休火山も活火山扱いになるというハンデがある。これを3ラウンド行って、合計得点の多い人が勝つ。ここまでは変わっていない。
『モンド』と違うところは道路。道路のあるタイルは1枚1点になるが、道路のひとつながりにつき-1点になる。1枚しかない道路は0点、2枚つないで1点、3枚つないで2点……途中で切れても失点にはならない。
中級ルールと上級ルールでは村タイルと建物タイルが登場。『モンド』と異なるのは、これらのタイルもボード上に置かなければならないという点だ。
中級ルールで登場する村タイルは、各自3枚ずつ配られ、いつ置いてもよい。人類は漁師と羊飼いと木こりがおり、それぞれ対応する村を置かないと得点できなくなる。また、それぞれの村で得点が最多だった人にはボーナス3点も与えられる。どれかに特化して集めるという作戦も有効だし、ほかの人の置き方を見て決めてもよい。
上級ルールの建物タイルは、プレイヤー人数分だけ登場する。これを置くと、そこからつながっている地形にあるもの(馬車、畑、イノシシ、湖、島)が得点になる。これもそれぞれ最多ボーナスがあるので、取ったら徹底して集めたいところだ。
そしてもう1つ、ボードが2枚入っていて合計4面でプレイできる。周囲が『モンド』より入り組んでいて、どのボードも一筋縄ではいかない。ボードが多彩なことで、リプレイ欲も上がる。
1番ボードで第1ラウンド初級、第2ラウンド中級、第3ラウンド上級とプレイ。地形が1つ減ったことと、どれも標準7分のままなので、つなげるのは易しくなった。しかしその分、火山や最多ボーナスをめぐってほかの人のボードを見ながら置かなければならない。tomokさんが火山をやたら置くので安心して火山を置き、第2ラウンドは会心の出来栄え。第3ラウンドは建物タイルの得点が伸びなかったが、ぎりぎりで1位を取った。
終わってから4番ボードを1ラウンドだけプレイ。湖が得点になる建物があり、湖を作っていたら村を置く場所がなくなって散々な点数だった。
Mondo Sapiens
M.シャハト/ペガサスシュピーレ(2012年)
1〜4人用/8歳以上/25分
ホビージャパンから発売予定

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