プライバシー激辛(Privacy – Scharf wie Chili)

抑圧された自分を解放

性的な趣味、隠したい過去、配偶者への本音―公言がはばかられることを聞いて、イエスと答えた人数を予想するコミュニケーションゲームの第3弾。今度は小箱になり、タイトルのとおり質問が過激になっている。旅行先で開放的な気分になったところで遊ぶ用に作られているのだろう。

「右どなりに座っている人の口に今ここでキスしたい」「自分の〇〇に秘密の名前を付けている」「リビングのテーブルの上で〇〇したことがある」「誰かを〇〇する/〇〇される妄想をよくする」……こんな問題が出される。手元からイエス/ノーのチップを裏にして出してこっそり回答。誰が何の回答だったか分からないようにする代わり、正直に答えなければならない。

次に手元のカードで、全体で何人がイエスだったかを予想。回答チップを箱の中でよく混ぜてオープンし、予想が正解だった人、1つ違いだった人に得点が与えられる。1人だけイエス、1人だけノーだった場合は、回答者が特定されるのを防ぐため、1つ違いだった人のみ公開して得点する。

問題のほとんどは下ネタか、配偶者・恋人への本音を問うもの。作者のシュタウペは、ずっとこんな問題を考えているのかと思うと相当の変態である。出題はランダムに決まるのがルールだが、参加者に合わせて傾向を変える必要がありそうだ。今回は未婚の男性がほとんどだったので最初から最後まで下ネタ全開。規定ポイントが多くて後半はだれてしまったので、ポイントを少し少なくしてもよいかもしれない。

Privacy – Scharf wie Chili
R.シュタウペ/アミーゴ(2010年)
5〜12人用/16歳以上/60分
国内未発売

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