ブラフゲームの愉しみ

エイプリルフールにちなんで、ブラフゲームを紹介しよう。

実生活ではウソをついて人を騙すというのはいけないことだが、対人ゲームでは醍醐味のひとつ。平気な顔をしているけれども、この人はウソをついているんだろうか、それとも正直に言ってるんだろうか? 明らかに顔に出る人もいるし、顔に出す演技がうまい人もいる。逆に自分がウソをつく番になったとき、どうやったら見破られないか、内心非常にドキドキする。

トランプゲームの『ダウト』を遊んだことがあるという方は多いだろう。全員にカードを配りきり、1番目の人が「1(A)」、2番目の人が「2」と言いながらカードを裏にして出す。1度に4枚まで出してよい。「13(K)」までいったらまたAに戻る。最初にカードを出し終えた人の勝ち。前の人がウソをついていると思ったら「ダウト!」と宣言し、実際ウソをついていたらばその人が、ウソでなければダウトと宣言した人が場札を全部引き取り引き取ってまた「1」から。

現代のボードゲームにも、このようなウソを楽しむゲーム、ブラフゲームが一大ジャンルを形成している。ブラフとは「はったり」の意味。
上記の『ダウト』のように次の番の人がウソを暴くゲームとしては、『ごきぶりポーカー』『チャオチャオ』『ブラフ』などがある。分かりやすいのでボードゲーム経験の少ない方でも楽しめるだろう。ほかには、自分の正体を隠し、ばれないようにウソをつくゲームもある。『ワーウルブズ・オブ・ミラーズ・ホロウ(タブラの狼)』『お邪魔者』『シャドウハンターズ』『アンダーカバー』などがそうだ。多人数ほど面白い。また、自分の手札や持ち駒を隠してウソをつくゲームとして『ガイスター』『海賊免許』『キャッシュアンドガンズ』などがある。

ブラフというゲームの要素は、ギャンブル以外の要素とあまり相性がよくないせいか、ブラフだけに集中させるゲームが多い。その分シンプルで分かりやすいゲームが多いと言えるだろう。


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