カンガルーのチームがお池の周りを1周するレースゲーム。「ヒュレ7」「ブラックボックス」などパズル系ゲームで知られるソロモンの作で、94年の大賞ノミネート作品です。
「プレイ時間・30分」とあったので軽い気持ちで始めたものの、アブストラクトに近いノーラック・ゲームで、頭を非常に使いました。カンガルーは他のカンガルーを踏み台にして縦横斜めに飛びます。2つ離れているところから飛んだら2つ先へ着地、3つ離れていれば3つ先へ着地します。連続ジャンプも可能で、着地先の近くに適当なカンガルーがいればどんどん飛んでいくことができます。
ジャンプしないで1マスだけ移動することもできます。これは次のジャンプへの準備をする場合に用いられます。
最初に5匹のカンガルーを1周させたプレイヤーの勝ちです。あまり先に進みすぎると後から来るカンガルーの踏み台にされてしまうし、遅すぎると踏み台がいなくなってしまいます。適度に絡みながらある程度まとまって進んでいくのが正解になるでしょう。
かゆかゆさんがこの手の才覚を示して1位。先の先ぐらいまでは読んでおかないと勝てないゲームです。
Bilabong
E.ソロモン / フランヨス, 1994