自宅ゲーム会04/04/08

自宅ゲーム会04/04/08

 夕方からK夫妻とYさんを自宅に招き、スイカを食べたあと軽くゲーム。ゲーマーたるもの、常にゲームを出すチャンスを虎視眈々と狙っていなければならない。ましてや遊ぶ機会が少なければなおさら、いつでも出せる体勢にしておく。ちょっと話が緩んで、微妙な間ができたときにさっと導入。何を出すかも腕の見せどころだが、一般的に定評のあるゲームならばそれほど外れることはない。娯楽の少ないインドでは、たいていの場合楽しんでもらえるようだ。

マーブルトラブルピクショナリー

マーブルトラブル(Marble Trouble / Anonymous / Platech International)

マーブルトラブル 腕のグリップを使って自分の色のマーブルを生き残らせるアクションゲーム。ムンバイのメーカーが作っているらしいですが、オリジナルなのかアメリカゲームのコピーなのかはよくわかりません。映画館の下にある小さなデパートのおもちゃ売り場で購入。500円。一目見て面白そうだと思いました。
 ゲーム台は一本足になっていて、四隅に握るところがあります。4人がそれぞれの方向から握って、自分の色のマーブルを1つ入れたらスタート。押したり引いたり、横にしたりして、他の人のマーブルを中央の穴に落とすように頑張ります。台が宙に浮くように持ち上げてはいけません。自分の色のマーブルが落ちてしまったら新たに1つ入れます。手持ちは4つ。こうして最後に1つだけ残ったマーブルの持ち主が勝者です。
 力のある人が有利かと思うと、左右からの力には勝てないのでそうでもありません。「あっ落ちた!」「これが最後の1個!」などとキャーキャー言いながら遊べました。結構燃えます。クロンダイクを全員一緒に遊んでいるような感じです。
 2回遊んで2回とも私の勝利。「練習してるでしょ」とか言われてしまいました。コツは端に寄せてから、中央に流すところで自分のマーブルをぎりぎりで見切って微妙な力を加えるというところにあるようです(そんなに大げさではありませんが)。

ピクショナリー(Pictionary / Anonymous / Mattel, )

 1分以内で絵を描いて何を描いているかパートナーに当ててもらうゲーム。日本でも販売されていたことがあり、世界的に広まったボードゲームの古典と言えるでしょう。日本では遊ぶ機会がありませんでしたが、インドではたいていのおもちゃ屋・本屋で売られています。定価1500円。輸入物なのでやや高いですが、日本円の力でこれだけの価格で購入できます。
 最初にチームを作ります。何人でチームを作ってもいいのですが、今回は4人なので2人1チーム。K夫妻チームとヒッポチームということにしました。先攻後攻を決めてスタート。自分のチームのコマをゴールまで進めるのが目標です。
 1人がカードを引いてお題を見ます。お題はカテゴリー分けされていて、「コアラ」「マイケル・ジャクソン」「パリ」などの人・動物・場所セクション、「携帯電話」「サーフボード」などの見える・触れるものセクション、「書く」「いびきをかく」などの動詞セクション、「空気」「薬屋」などの高難易度セクションという4つがあります。どのセクションでお題が出るかは予め分かっており、ヒントになります。
 もう1人は描いているそばから絵を見て答えをあてずっぽうに言っていきます。制限時間内に当たればダイスを振ってコマを進め、次のお題に挑戦できます。当たっている限りどんどん進むことができ、K夫妻は「それだけでどうしてわかるの?」というような謎の意思疎通で一気に半分以上進みました。一方こちらは、最初の「追いはぎ(Highwayman)」が当てられずスタートから一歩も動けません。
 途中でオールプレイというマスがあります。ここでは同じお題で各チーム一斉に描き始め、早く当てた方が進めるというもので、かなりエキサイティング。「マイケルジャクソン」は両チーム苦戦しましたが、これまたK夫妻が見事一本。
 絵が上手か下手かは関係ないと『ボードゲーム天国』にありましたがその通りです。制限時間内に、お題の特徴をうまくつかんでそれに特化したピンポイントの絵を描くことがコツです。例えば「薬屋」なら十字マークと瓶、そしてカウンターがあれば分かるでしょう。余計な誤解を招かない描き出しも大事だと思います。
 描いているときは必死で、恥ずかしいなどと言っていられません。しかし戦いが終わってから見たときの絵は笑えます。よくこんなので分かったなというものから、これじゃ絶対分からないよというものまでさまざま。英語版だとやや遊びにくいかと思いましたが、中学生の英語レベルでだいたい分かるのでそれほど気になりませんでした。パーティーゲームの金字塔です。
 ちなみに発展ルールでは、ダイスを振って「利き腕と反対で描く」「目を閉じて描く」「一筆書きで描く」などのハンディが課されます。まだ遊んでいませんが、お題が簡単だと感じることが多いのでそれも楽しいでしょう。

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