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ブレインストーミング・カードゲーム『ブレスター』

ブレインストーミングを活発にさせる4つのツール(ITmedia)
企画や技術開発などのアイデア出しで最近よく知られるようになったブレインストーミング。これをテーマにしたカードゲーム『ブレスター』が仙台のベンチャー企業デュミナスから発売されている。
ゲームは4人までのプレイヤーが「批判禁止」「質より量」「突飛なアイデア」「便乗」というブレインストーミングのルールに即した役割をもち、それぞれカードデッキを受け取る。リストからテーマを選んだらゲームスタート。15分以内に、カードに指示された内容を言えれば捨てることができる。
例えば「批判禁止」の人はほかのプレイヤーのアイデアに「それ、良いね。だって○○○だから」と理由を添えてほめる、「質より量」の人はアイデアを2つ、「突飛なアイデア」の人は全員が言ったアイデアから飛躍させる、「便乗」の人は前のプレイヤーのアイデアに付け加えるなど。
このほかに全員共通のTOIカードというものがあり、「上下逆さまにしたらどうなるか。」などで発想の転換も促すようになっている。制限時間内に、最もカードを多く出せた人が勝ち。負けた人には罰ゲームもあるという。
ゲームとしては役割によって有利不利があるかもしれないが、スキル学習としては高い効果が期待できそうだ。価格は4,900円とカードゲームにしてはかなり高めだが、企業からの需要が高いためか初版は完売。現在、4月中旬にむけて予約受付中。
ブレスター公式サイト

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人生ゲーム 紆余曲折

「人生ゲーム」も「脱お金」 米製造元、新版発売へ(asahi.com)
先月に開催されたニューヨーク国際玩具見本市で、ハズブロー社が新しいタイプの人生ゲームを発表した。タイトルは『人生ゲーム 紆余曲折(The Game of Life: Twists & Turns)』。クレジットカード大手のVISAと提携し、カードを使ってキャッシュレスでゲームに臨む。
もうひとつの特徴は、勝敗がお金でなく「人生ポイント」で決まるところ。ボードはこれまでの一直線ルートではなく冒険・家族・大学・キャリアの4つのコースに分かれており、お金だけでなく旅行や勉強などによっても「人生ポイント」を増やすことができる。同じコースに留まるもよし、いくつかのコースをまたにかけるもよし、自由度の高い人生を送ることができる。
マーケティング課長のM.コリンズ氏は「人生ゲームは、1960年の発売以来、現代的な生活にマッチするようにバージョンアップしてきました。今回、完全に新しいバージョンを作り始めたとき、今の人たちが収入や支出を自由に選ぶのを取り入れる時期でもあると思いました。あと現金をカードに替えるのは絶対必要であると。」という(Business Wire)。
ゲームは、ライフポッドという機械にカードを入れて進める。ライフポッドは人生ポイントを記録するだけでなく、ルーレットの代わりにもなり、コマを進める数を指示するようになった。そのほかにもプレイヤーのステータスを記録するなど個人秘書のような役割をもつ。
コンポーネントの写真はこちら(about.com)。
発売は8月の予定で、タカラトミーがほぼ同じ時期に日本版を発売するという。価格は機械が入る分アップして35ドル。アメリカで19ドル(2,200円)の人生ゲームが日本では3,780円で販売されていることを考えると、単純に計算して7,000円程度になるが、タカラトミーがどれだけ値段を抑えられるかが、売れ行きのカギを握りそうだ。