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ミープルチョイス賞に『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』

インターネット上のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」が毎年行っている新作の人気投票「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」で今年は『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が1位に輝いた。
「シュピールフリークス」は2000年に設立され、メーリングリストをベースにボードゲームについて語り合っている。「ミープルチョイス賞」は設立時に1995年までさかのぼって投票が行われ、これまで『カタン』『カラバンデ』『ボーナンザ』『砂漠を越えて』『ロストシティ』『カルカソンヌ』『サンマルコ』『プエルトリコ』『サンチアゴ』『チケットトゥライド』『ケイラス』『ブルームーンシティ』が選ばれてきた。
今年1位になった『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は宇宙をテーマにした建設と開拓のカードゲーム。『サンファン』をシステムのベースにしながら多様なカードコンボが楽しめ、英語圏を中心に爆発的な売れ行きを見せている。
2位には農場経営ゲームの『アグリコラ』が英語版発売前にもかかわらず入り、3位はイギリス産業革命のゲーム『ブラス』が入った。フリークに好まれる長時間ゲームのこの2作をしのいで短時間ゲームの『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が選ばれたということも、このゲームの人気ぶりを物語っていると言えるだろう。
【ミープルチョイス賞2008】
1位:レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy)
2位:アグリコラ(Agricola)
3位:ブラス(Brass)
4位以下:テーベの東、ノートルダム、大統領になる方法、ギャラクシートラッカー、ドラゴンイヤー、エイジ・オブ・エンパイア3、キングスブルク
Boardgame News:2007 Meeples Choice Award ResultsMeeples’ Choice Award

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オーストラリアゲーム賞に『10デイズインアジア』ほか

オーストラリアのNPO団体ボードゲームズ・オーストラリアは6月7日、今年の受賞作品をウェブ上で発表した。ベスト子どもゲーム、ベスト国際ゲーム、ベストオーストラリアゲームの3部門で選ばれた作品は次の通り。
対象となるのは昨年と一昨年に発売された新作で応募制。年末に締め切られ部門別に5人の審査員で選考される。団体の設立は昨年で、第1回目の授賞となる。
『コリドールキッズ』は柵で相手を妨害しながらネズミを進めるかわいいアブストラクトゲーム。かわいさとは裏腹にシビアな思考が要求される。ベスト国際ゲーム部門の『10デイズインアジア』はムーン&ワイスブルムの10デイズシリーズのひとつ。カードを10枚並べてユーラシア大陸を横断する。『考古学カードゲーム』はエジプトで財宝を発掘して集める短時間ゲームだ。
【ボードゲームズ・オーストラリア賞2008】
ベスト子どもゲーム部門:コリドールキッズ(Quoridor Kid / ギガミック)
ベスト国際ゲーム部門:10デイズインアジア(10 Days in Asia / A.R.ムーン、A.ワイスブルム / アウト・オブ・ザ・ボックス)
ベストオーストラリアゲーム部門:考古学カードゲーム(Archaeology: The Card Game / P.ハーディング / アドベンチャーランドゲームズ)
Boardgames Australia
リフラーレン:コリドールキッズ
サンセットゲームズ:10デイズ・イン・アジア
Boardgame Geek:Archaeology: The Card Game