Posted in エッセイ

ボードゲーム交換会

温泉ゲーム合宿で、ボードゲーム交換会を始めて3回になる。参加者が遊ばなくなったゲームを持ち寄り交換するもので、食事の後のイベントとして定着しつつある。やり方を参加者と相談してブラッシュアップしてきたが、次のような2つのレギュレーションが今のところよさそうだ。
1.評価ポイント順
・持ってきたゲームをテーブルに並べ、それぞれ持ち主が簡単に説明する。
・トランプを複数用意する。各自トランプの1スート13枚を持ち、面白そうだと思う順(13〜1ポイント)に箱の上にカードを裏向きに置いて投票する。1ゲームにつき1枚までで、自分が持ってきたゲームには投票できない。ゲームを持ってこなかった人も投票する。
・1ゲームずつ開票し、合計ポイントをメモする。
・合計ポイントの多い順に、そのゲームの持ち主が好きなゲームを選んで取ることができる。同点の場合は、より高いカードが置かれていたほうが先に選ぶ。ほしいゲームがない場合はパスできる。
・パスのためにゲームが残った場合は、ゲームを持ってこなかった人の中から引き取り手を募る。それでも残った場合は、持ち主が引き取らなければならない。
時間がかかるという欠点はあるが、どういうゲームの評価が高いかを知るのは面白い。
2.箱の大きさで入札
・持ってきたゲームをテーブルに並べ、それぞれ持ち主が簡単に説明する。
・トランプを複数用意する。小箱なら4〜6、中箱なら7〜9、大箱なら10〜12のトランプカードから1枚を引く。1人につき1スート。ゲームを持ってこなかった人は、1〜3から1枚引く。
・全員が引いたら、ほしいと思うゲームに自分のカードを裏向きに置いて入札する。
・全員ビッドしたらゲームごとに表にして、それぞれ一番大きい数字を出した人が落札できる。数字が同じの場合はじゃんけん。
・落札しても、ほしくない場合はパスできる。その場合、次点に入札した人に権利が移る。ただし、全員パスした場合、最小ビッドをした人が引き取らなければならない。
・落札したカードは捨て札になり、落札できなかった(パスした場合を除く)カードは手札に戻る。
・手札がまだある人は、残っているゲームに入札する。
箱の大きさと価値は必ずしも比例せず、選択肢が限られてしまうが、短時間で終わるのと、ちょっとした駆け引きがあるのが楽しい。
1と2を組み合わせて、評価ポイントを割り振って入札するという方式も考えられる。ほかにもこういう方式でやっている、あるいはアイデアを考えてみたなどという方はコメントでどうぞ。
不要なゲームを手軽に放出でき、しかも知り合いが持っていることで遊ぶチャンスもゼロにならない。それに意外なゲームが無料で手に入って嬉しい。ボードゲーム交換会、サークルのイベントなどで試してみてはいかが。

Posted in レポート

長井温泉ゲーム合宿

地元の温泉で行われている1泊のゲーム会に参加してきた。別館の一戸建て貸切のため何時まででも遊ぶことができ、自炊をすることで参加費が1人3000円程度。しかも本館の温泉には入り放題で、極楽のひとときを過ごすことができる。自炊も地元の食材を使った鍋で味も量も大満足。そんな快適さから、今回で17回目を数える。
今回の参加者は福島からくさのまさんとcarlさん、庄内から鴉さん、stさん、nagaさん、仙台から神尾さん、ぽちょむきんすたーさん、東京からかゆかゆさん、アメリカからけがわさん、そして私。遊んだゲームは次の14ゲーム。後日、個別にレビューとレポートをお届けする予定。
紫禁城(Die verbotene Stadt)
ランドルフが『ハイパーロボット』のコマの動きを使って作ったパズルチックなゲーム。お役人が城の中を駈け回って結婚衣装を集める。セットをしっかり集めた私の勝利。
クリエイショナリー(Creationary)
レゴブロックを使ってお題を当ててもらう創作ゲーム。レゴで事物を表現するのはとても難しく頭をかかえまくり。「フィヨルド」を当てた私&ぽちょむきんすたーさんチームの勝利。
レジスタンス(The Resistance)
2つの陣営に分かれて、スパイの正体を探る人狼系のゲーム。厳しい推理が求められるゲームが好評で、3ゲーム連続遊んだ。スパイが2回、レジスタンスが1回勝利。
ファブラ(Fabula)
ファンタジーのキャラクターになりきって、アイテムを使って物語を創造するお話ゲーム。得意不得意、好き嫌いがはっきり出る。かゆかゆさんが機転のきいたストーリーを作って2連続勝利。
ここで夕食。庄内名物のどんがら汁と、キムチ鍋でお腹いっぱいになった後は、恒例のボードゲーム交換会。毎回レギュレーションを工夫しており、満足度も向上していると思われる。
ぴっぐテン(Pig 10)
カードを出して10にすれば場札をもらえるカードゲーム。ただのカウントアップではなく、同じ数字を出せば数が上がらないのでジャックポットのようにカードが溜まってドキドキする。次の人ばかりカードを取ると陰謀説も。
ファンフェア(Fun Fair)
遊園地のアトラクションをモチーフにしたミニゲーム集。一人が指示を出して、もう一人が腕を動かすアナログUFOキャッチャーと、2人で腕を組んで、上だの右だの移動を覚えるジェットコースターに大笑い。最後のくじ引きもいい。
フリーズ(Freeze)
与えられたシチュエーションで寸劇をし、4つのランクを当ててもらうゲーム。1番を引いた人は偉そうに、4番を引いた人は卑屈に振舞う。謎のランク続出で腹を抱えて笑った。
プライバシー激辛(Privacy Scharf wie Chili)
とても個別には答えられないようなプライベートな質問を、皆で答えてイエスの数を予想するゲーム。いろんな妄想している人が多いことが分かった。
新世界(Neue Welten)
スイスのアップルトゥアップルこと『私の世界の見方』の拡張。基本セットに勝るとも劣らぬ強烈なカードが一杯入っているだけでなく、お題との相性もばっちりで見事。
おばけキャッチ(Geistes Blitz)
色も形も合わないコマを取るゲーム。大人ルールで取らないで呼ぶという場合が入ることで複雑さはパワーアップ。頭の中がぐるぐるで最下位。
ビーンストーク(Beanstalk)
落ち物パズルで資源を集め、建物を買ったり得点にしたりするゲーム。建物のバリエーションと発動タイミングでいろいろな成長の仕方があった。建物のコンボで鴉さんがダントツ1位。
藪の中
皆の推理をもとにして犯人を当てるゲーム。確率無視の肉を切らせて骨を断つ作戦で、ほかの人を疑心暗鬼に陥れる。自ら手に入る情報が限られる4人がほどよい感じ。
はやぶさ君の冒険
幾多の困難を乗り越えて惑星イトカワに行って帰ってくるデッキ構築協力ゲーム。トラブルカードがデッキの中にどんどん入ってきて、どんどんきつくなった成功。難易度を挙げるシナリオが入っていてもっと遊びたい。
捧げ物(Offrandes)
7人のキャラクターのパラメーターを上げて動物を神様に捧げ、名声を上げるゲーム。キャラクターを手に入れる競りの方法が独特ですごく考えさせる。牛を捧げまくって1位。