トリックテイキング『ドワーフの王様』日本語版発売
『あやつり人形』のB.フェデュッティがデザインしたトリックテイキングゲーム。ドワーフ(緑)、ナイト(青)、ゴブリン(赤)の3スートでそれぞれエースからキングまで13枚のカードと、毎ラウンド特別カードを用いる。クエストカードによって毎ラウンド変わる得点条件を考えて、カードをプレイし、7ラウンドの合計を競う。詳細は前エントリー「『ドワーフの王様』日本語版、8月中旬発売」を参照。
トリックテイキングゲームとは、配られたカードを全員が1枚ずつ出し(トリック)、一番強いカードを出した人が取る(テイク)タイプのゲームで、ドイツで特に人気がある。トランプで遊べるゲームも多いが、製品版として発売されることも多い。最近発売されたものとしては『トリックマイスター』『大聖堂カードゲーム』『トンネルズ&トリックス』などがある。
IGA2010ノミネート発表
8月になってから審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、トップ10をノミネートとした。日本国内でも評価の高いゲームが並んでいる。
【国際ゲーマーズ賞2011ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
・世界の七不思議(7 Wonders / A.ボザ)
・エアライン・ヨーロッパ(Airlines Europe / A.R.ムーン)
・アサラ(Asara / M.キースリング、W.クラマー)
・ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund / S.フェルト)
・ドミナント・スピーシーズ(Dominant Species / C.ジェンセン)
・インカ帝国(Inca Empire / A.アーンスタイン)
・K2(K2 / A.カルーザ)
・ロンドン(London / M.ワレス)
・ナビゲーター(Navegador / M.ゲルツ)
・トロワ(Troyes / S.ドジャルダン、X.ジョージ)
・ヴィニョス(Vinhos / V.ラチェルダ)
(2人用ストラテジー部門)
・数エーカーの雪(A Few Acres of Snow / M.ワレス)
・ウェステロスの戦い(Battles of Westeros / R.A.コウバ)
・アース・リボーン(Earth Reborn / C.ベーリンガー)
・ファミリア(Famiglia / F.フリーゼ)
・ホワッツ・マイ・ワード?(What’s my Word? / J.Q.カンシル)
昨年の受賞作は『産業の時代』と『キャンペーンマネージャー2008』。大賞の発表は例年9月中で、授賞式はエッセン国際ゲーム祭の会期中に行われる。
・International Gamers Awards:2011 Nominees