氷河期の北米入植『エンドレスウインター:ペイリオアメリカンズ』日本語版、11月23日発売
オリジナルはファンタジアゲームズ(ギリシャ)からキックスターターを経て昨秋発売された作品。デザイナーは『ダイスホスピタル』『ロックアップ』のコルドンスキーで、イラストは西フランク王国三部作のディミトリエフスキが手掛けた。紀元前1万年の氷に覆われた北米大陸を舞台に、移住し、狩猟し、文化を築き、部族を繁栄させることを目指すデッキビルド&ワーカープレイスメントゲーム。
手番にはワーカーをアクションスペースに配置し、資源やカードをプレイしてさまざまなアクションを実行する。プレイしたカードによって、「狩人」は狩猟アクションにおいてより多くの獲物が捕れ、「職人」は開発アクションにおいて効率的に新たな文化や発明を得られ、「探検者」は移住アクションでより広範囲に野営地や村を配置できるなど、さまざまなボーナスが得られる。
仲間を増やすアクションで、戦略的に新しい人材を迎え入れ、最適な山札を作っていくデッキビルドも重要。ラウンド終了時には残った手札を一斉公開して次ラウンドのプレイ順やボーナス配分が行われるため、アクションで使い切らずに残しておくことも必要となる。さまざまな仕方で得られる勝利点の合計によって、4ラウンドの最後に自分の部族を最も繁栄させるのは誰か? ソロモードあり。
内容物:メインボード 1枚、動物ボード 1枚、偶像ボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、巨石タイル 4枚、地形タイル 25枚、聖石タイル 20枚、ラウンドマーカー 1個、ルール説明書 1冊、ソロモード説明書 1冊、動物カード 60枚、文化カード 40枚、文化カバーカード 1枚、部族カード 75枚、開始時カード 36枚、族長カード 5枚、埋葬カバーカード 4枚、準備カード 5枚、早見表カード 4枚、部族コマ 8個、村コマ 12個、野営地コマ 20個、巨石コマ 40個、部族マーカー 4個、偶像マーカー 8個、勝利点マーカー 4個、資源マーカー 8個、族長コマ 5個、族長コマ用土台 4個、氷河トークン 10個、休息トークン 5個、ソロ用遊牧民カード 16枚、ソロ用地図カード 6枚、ソロ用遊牧民の早見表カード 1枚、ソロ用動物勝利点カード 1枚、ソロ用遊牧民トークン 1個
災害はイノベーションの源『エンパイアズ・エンド』日本語版、11月16日発売
ブラザーワイズゲームズ(アメリカ)の今秋の新作で、『ミスティック・ベール』『スペースベース』『キュビトス』『エコス』のクレアがデザインした。崩壊寸前の帝国の皇帝として、災害や闘争から領土を守る戦いに挑むリバースオークション&エンジンビルドゲーム。
領土として11枚並んだタイルを災害から守り、直接の闘争に勝利するために、毎ラウンド資源を消費するリバースオークション(『ゲシェンク』方式)が行われる。競りに負けたプレイヤーは全員が入札した資源をもらえる代わりに、飢饉や洪水などの災害を受け、領土が荒廃する。
災害で領土が荒廃すると勝利点や資源を獲得できなくなるが、復興が可能なだけでなく、イノベーション能力を獲得するチャンスにもなる。イノベーション能力は、資源を消費して手札から災害カードを差し込むことで、得点やボーナスが付き、帝国の経済と産業を強化することができる。
進歩トラックが最後まで進んだら勝利点勝負。領土をどのように変化させるか、どのオークションに力をいれ、どのオークションでは妥協するか、戦略によって展開は大きく変わる。
内容物:ゲーム盤 1枚、領土タイル 44枚(11種x4枚)、闘争カード 11枚、災害カード 88枚、消耗マーカー 12個、ついたて 4枚、勝利点マーカー 4個、その他のマーカー 10個、資源トークン 122個、ルール説明書 1冊
(写真は英語版)