6キャラクターを追加『Mr.ジャック:拡張セット』多言語版、3月中旬発売
発売10周年を記念してグラフィックをリニューアルした非対称型の2人用ゲーム『Mr. ジャック』の拡張セット。オリジナルは2018年に発売された。1888年にロンドン・ホワイトチャペル地区で発生した連続猟奇殺人事件の犯人と探偵をめぐる攻防にマダム、パイザー、ジョセフ・レーン、アバーライン警部、バネ足男という6つのキャラクターを追加する。
ゲーム開始時に基本セットと拡張セットの合計14人のキャラクターから8人を選び、それぞれのスタート位置を決める。ジャックと探偵のどちらが勝利するかは、キャラクターの特性と組み合わせをどれくらいマスターするかにかかっている。
さらにほかの探偵になりすますモリアーティ教授も登場。教授の目的は、ジャックを逃がすことにあるのか、 それとも宿敵のシャーロック・ホームズを出し抜くことか分からない。またジャックがモリアーティ教授になりすましている可能性もある。難航を極める捜査で、ふたりの知恵比べはますます白熱する。
内容物 キャラクターコマ6個、キャラクターカード6枚、アリバイカード6枚、バリケードトークン1枚、「?」トークン1枚
みんなはどんな答えを書くだろう?『ゲスクラブ』日本語版、4月15日発売
ずる賢い旅行者が集まる「ゲスクラブ」で金銀財宝を争う当てっこゲーム。オリジナルはモジゲームズ(台湾)から2017年に発売されている。ほかのプレイヤーの答えを読む心理戦に、賭けの要素を加えた。
「オリンピックの球技」「日本のお寺」などのお題を1人が出したら、ほかのプレイヤーは自分のカード6枚にホワイトボードマーカーを使って、1枚1枚違う答えを書く。全員が書き終わったら順番に発表していく。
ほかに同じ答えを書いたプレイヤーがいれば賞金を獲得。自分だけだったり、(親プレイヤーの判断で)答えが間違っていたりした場合は罰金を支払わなければならない。また、同じ答えを先に言われてしまうと賞金がもらえないので、少しの人しか書かなさそうな答えを探すことになる。
このほかに、答えを発表せずにこのラウンドでいくつ正解が出るか賭けることもでき、当たっていれば最後にボーナスが入る。しかしこれも答えを先に言われてしまう恐れがある上に、早いもの勝ちなので、どこで賭けに出るか、タイミングを見極めなければならない。
感性のズレによる楽しさに、賭けの戦略性が加わり、笑いや駆け引きのある作品だ。参考問題集が付属しており、カップルなら、お題を「一緒に行ったレストラン」「共通の友達」などにして楽しむこともできる。