『リベルタリア』『カエサル!』のP.モリがデザインし、ディーププリントゲームズ(ドイツ)から今秋発売された2人ゲーム。1972年夏、レイキャビクで開催されたチェス世界選手権の決勝戦で「世紀の対戦」を繰り広げたボビー・フィッシャー(アメリカ)とボリス・スパスキー(ソ連)となってカードデッキで戦う。
非対称のデッキからユニークな効果を持つカードを出し合いながら、相手の耐久力を削り、短期決戦での勝利を目指す。カードにはキング、クイーン、ナイト、ルーク、ビショップ、ポーンがあり、1枚ずつカードを出してそれぞれの効果を発動しつつ数比べをする。4枚までカードを出して優勢だったほうが1勝。先に6勝したほうが勝者となる。数比べて負けると効果が発動するため、適度に負けることも重要。
チェスにあらずしてチェスの醍醐味を味わえる作品だ。
(写真は英語版)