今年のエッセン・シュピールは10月5~8日、昨年に続き対面で開催される予定となっている。そこで発表される予定の新作を出版社別に紹介。邦題は直訳で、国内販売されるときに変更される可能性がある。
ゲームデザイン:R.シュトックハウゼン&W.ディシャール&M.ミュラー、イラスト:K.フランツ、2~4人用、8歳以上、30分。
『オルレアン』シリーズ最新作はバッグビルドメカニクスを用いたファミリー向けの協力ゲーム。1598年にみんなで力を合わせて大聖堂を建設する。全員共通の袋からキャラクターチップを引いてアクションを行うが。袋は2つあり、必要なキャラクターを獲得するにはどちらの袋から引き、どちらの袋に戻すかが問われる。3ラウンドの間に大聖堂を完成させることはできるだろうか?
ゲームデザイン:R.シュトックハウゼン、イラスト:K.フランツ、2~5人用、12歳以上、90分。
『オルレアン』の拡張セット第3弾。オルレアンの街をペストが襲う。序盤はネズミカードによってゲームに登場する僧侶の数が少なくなったり、場所カードに歯車が置けなかったり、商館の建設に追加コインを支払わなければならなかったりする。さらにイベントで「死体トークン」がラウンド終了時にバッグに入ってくる。バッグから引いた時市場の貴重なスペースを占有するため、巡礼や寄付などで除去しなければならない。これらで免罪符カードを満たせばゲーム終了時に勝利点をもたらす。新しいキャラクター「疫病医」の使い所がカギになるだろう。
プレイするためには『オルレアン』基本セットが必要。
ゲームデザイン:A.プフィスター&M.ロッシ、イラスト:K.フランツ、1~4人用、14歳以上、40~160分。
『ブーンレイク』の拡張セット。新しいマップにトレジャーハンターを送り込んで、宝物やアーティファクトを探す。ツボには「ヴァリアブル・アトミック・システム・エナジー」、略してV.A.S.E.が詰まっており、発見した壷を新しいアーティファクトに挿入すれば勝利に近づく。
プレイするためには『ブーンレイク』基本セットが必要。基本セットとのセット販売も行われる。
ゲームデザイン:A.プフィスター&R.ヘンドリクソン&R.ビーナート、イラスト:フィオーレ社&O.スタモグロウ、1~4人用、14歳以上、30~120分。
『マラカイボ』のスタンドアローンのシリーズ作品。3ラウンドの間に、海賊たちがカリブ海の多くの島々を船で訪れ、味方を雇い、ライバルの船を拿捕し、探検を行い、財宝を埋める。適切なカードを獲得し、サイコロを巧みに使い、艦隊を拡大しよう。
ゲームデザイン:S.ディ・シルヴィオ、イラスト:M.モテット、1~4人用、14歳以上、30~120分。
『クラウドエイジ』と同じナノックスゲームズ(オーストリア)の製品。現実の境界が裂け、超自然が目覚める時、魔術師たちは未知の世界への光り輝く門を開く。一族の魔女を派遣して新たなパワースポットを発見し、儀式を行って、魔法石の寵愛を得る。ひとつしかない魔法の玉座を射止めて、世界を新時代へと導くことはできるだろうか。
カードドリブンのエンジンビルドで、リソースを管理し、効率的な順番でアクションを実行し、高得点のシナジーを発見しよう。