1988年に始まり、ジャーナリストやレビュアーからなる審査員によって選考されるゲーム賞。昨年は『世界の七不思議:建築家たち』、一昨年は『ミクロマクロ・クライムシティ』が大賞に選ばれている。キッズゲーム部門は2006年から、エクスパート部門は2009年から始まり、昨年はそれぞれ『バブルストーリーズ』、『デューン・インペリウム』が選ばれている。昨年から、ゲームに慣れてきた人向けの中級ゲーム部門(initié)が新設され、『リビングフォレスト』が選ばれた。
日本からは、アスドール部門に『ディストリクト・ノワール』(大気圏内ゲームズ『聖杯サクセション』のフランス語版)がノミネートされている。エキスパート部門に『江戸職人物語』(Imagine Games)がノミネートされている。日本人作品がノミネートされるのは『シャドウハンターズ』(2010)『ラブレター』(2014)『七英雄物語』『街コロ』(2015)『ピクテル』(2017)『リトルタウンビルダーズ』(2020)『ハピエストタウン』『江戸職人物語』(2022)に続き9回目。
【フランス年間ゲーム大賞2022ノミネート】
アスドール部門
・アクロポリス(Akropolis)
ゲームデザイン:J.メソー、イラスト:P.デトラ/ギガミック
・ディストリクト・ノワール(District Noir)
ゲームデザイン:シマムラナオ&ドウゲンノブタケ、イラスト:V.ロシェ/ブラックロック・ゲームズ
・ザッツ・ノット・ア・ハット(That’s not a Hat)
ゲームデザイン:K.ラップ/ラベンスバーガー
キッズゲーム部門
・フラッシュバック・ゾンビ・キッズ(Flashback Zombie Kidz)
・魔法の山(La Colline aux Feux Follets)
・ストンプ・ザ・クランク(La Planche des Pirates)
中級ゲーム部門
・アリス・イズ・ミッシング(Alice is missing)
・チャレンジャーズ!(Challengers!)
・チューリングマシン!(Turing Machine!)
エキスパートゲーム部門
・アーク・ノヴァ(Ark Nova)
・カーネギー(Carnegie)
・フェデレーション(Fédération)