調査は今年7~8月に日本国内在住の15~69歳までの男女10,000人を対象に、「オタク」を自認、もしくは第三者から「オタク」と認知されていると回答した回答者数(複数回答)をもとに各分野の「オタク」の人数から拡大推計し、年間消費金額を平均したもの。人口は26分野でアニメオタクが685万人と最多、消費金額は「メイド・コスプレ」が23万円が最多だった。
ゲーム関連はデジタルゲーム(454万人)、インディー・同人ゲーム(29万人)、アナログゲーム(27万人)、トレーディングカードゲーム(45万人)の4分野に分かれている。矢野経済研究所は以前の調査でアナログゲームをクラシックボードゲーム・カードゲーム(伝統ゲーム~人生ゲームやウノまで)、近代(ユーロ・ドイツ)ボードゲーム、トレーディングカードゲーム(トレカ)、パズルに分けており、「アナログゲームオタク」には囲碁・将棋・麻雀オタクも含まれていると見られる。
日本玩具協会による2021年の玩具規模市場調査では「ゲーム(一般ゲーム・立体パズル・その他)」が179億4100万円、矢野経済研究所による2021年の近代ボードゲーム(ユーロ・ドイツ・同人)の市場規模推計が67億4000万円だったので、この割合で27万人を分けると、近代ボードゲームオタクは約10万人となる。
当サイトでは近代ボードゲーム人口をさまざまな数字をもとにボードゲーム人口を推計してきた。その推計では2011年は3万人、2016年には15万人程度だったが、ボードゲームオタクが10万人という数字から、近代ボードゲームオタクをゲームを購入する人、その周りに買わないで遊ぶ人がその2~3倍いると仮定して25万人程度と推計される。