オリジナルは2006年、ピアトニク社(オーストリア)から発売された作品。翌年にトワイライトクリエーションズ(アメリカ)が『グレイブディガー』というタイトルで英語版を発売したことがある。小さな町の銀行員たちが自分たちの銀行強盗を企てるが、銀行には警備員やならず者が潜んでいて……。
手番には7枚のアクションタイルから1枚をめくって指示されたアクションを行う。アクションは銀行に手札(お金か4種類のキャラクター)から1枚を5ヶ所の銀行のいずれか置く、カードを盗み見する、カードをめくる、銀行強盗を発生させるの4種類。
銀行強盗が起こったら、そこに置かれたお金の分配を巡って握り競りを行い、少ない額を握った人から銀行のお金を獲得していく。なくなり次第終了なので、欲張ると分け前がなくなるかもしれない。
しかしカードを公開してキャラクターがいたら順番にアクションを行う。まずレディがいるとほかのキャラクターは全滅だが、レディが2人いると効果が消える。次に警備員がいると強盗は失敗。警備員も2人いると効果が消える。レディも警備員も効果がなかったとき、共犯者が多ければ分配方法が握った額が多い人からになり、ならず者が多ければ分配はなくなる。
盗み見たりめくったりしつつ置いていくことで情報が断片的にわかり、それによってプレイヤーの行動も変わる。カードがたくさん並んだ銀行をキャラクターカードでめちゃめちゃにするか、自分だけの銀行を育てて手堅く稼ぐか。しかし本当のところは……開けてみてのお楽しみ。