『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー:北海の略奪者』のS.フィリップスが昨年、自身の会社ガーフィルゲームズ(ニュージーランド)から発表した作品。英語版はレネゲイド・ゲームスタジオ(アメリカ)、ドイツ語版はシュヴェアクラフト社から発売され、今年のゴールデンギーク賞で大賞部門など5部門にノミネートされ、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞で推薦リストに入った。
舞台は850年頃のカロリング帝国。プレイヤーは建築家となり、資源を集め、王の勅命を受けて国中にさまざまな建物を建築する。システムはワーカープレイスメントだが、一旦置いた働き手は誰かに捕縛されて、それを解放しないと帰ってこないところが新機軸だ。
勝利点となる建物カードや大聖堂を建設するには、資源だけでなくさまざまな技能をもつ協力者カードも必要だ。カードのコンボも勝敗の要となる。王への献上によって美徳にも気を配らないとやがて罰せられてしまうだろう。
日本語版特典追加建物カード3枚、追加弟子カード3枚、追加プレイヤーボード5枚、組み立て式コイン置き場(徴税所用)が同梱される。
ケンビル:西フランク王国の建築家 日本語版