ゴールデンギーク賞2017に『グルームヘイヴン』

世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は10日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞には『グルームヘイヴン(Gloomhaven)』が選ばれた。
ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で12回目。ボードゲームギークのユーザー層を反映して、遊びごたえのあるゲーマーズゲームが選ばれる傾向にある。
今年大賞になった『グルームヘイヴン』は、シナリオでストーリーが分岐していくレガシー系の協力ゲーム。今回、大賞のほかに協力、イノベーティブ、ソロ、ストラテジー、テーマチックの5部門を受賞している。合計6部門の受賞は、昨年の『大鎌戦役』の5部門を上回る。
超大箱であることに加え、大部のルールブックやシナリオがあり、日本語版の製作はまだ発表されていない。現在、有志による翻訳作業が進められている模様だ(北米発おかんキャス
)。
それ以外の受賞作品は以下の通り。ノミネートでは第七大陸(The 7th Continent)が最多の5部門に入っている。
【ゴールデンギーク賞2017】
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:アズール、第七大陸)
2人ゲーム:コードネーム・デュエット(Codenames Duet)
(ノミネート:カヴェルナ洞窟対決、フォックス・イン・ザ・フォレスト)
アート&プレゼンテーション:光合成(Photosynthesis)
(ノミネート:アズール、サグラダ)
カードゲーム:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
(ノミネート:クランク・イン・スペース、エスノス)
協力ゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、パンデミック・レガシー・シーズン2)
拡張:サイズ-大鎌戦役-:風のギャンビット(Scythe: The Wind Gambit)
(ノミネート:テラフォーミング・マーズ:ヘラス&エリジウム、同:ヴィーナスネクスト)
ファミリーゲーム:アズール(Azul)
(ノミネート:サグラダ、センチュリー:スパイスロード)
イノベーティブ:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、マジックメイズ)
パーティーゲーム:ワーワーズ(Werwords)
(ノミネート:スパイフォール2、トルトゥガ1667)
プリント&プレイ:マイ・リトル・サイズ-大鎌戦役-(My Little Scythe)
ソロゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、ニモの戦争)
ストラテジーゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:クランズ・オブ・カレドニア、アズール)
テーマチックゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、ジス・ウォー・イズ・マイン・ボードゲーム)
ウォーゲーム:878バイキング・イングランドの侵略者(878: Vikings – Invasions of England)
ポッドキャスト:Rahdo Talks Through
アプリ:スルー・ジ・エイジズ(Through the Ages)
(ノミネート:オニリム、レース・フォー・ザ・ギャラクシー)
Boardgamegeek:2017 Golden Geek Award Winners