ホビージャパン、11~12月の輸入リストを発表

ホビージャパンは11~12月発売予定の輸入ゲームリスト5タイトルを発表した。いずれも今月のシュピール’16で発表されたばかりの新作。英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。
キー・トゥ・ザ・シティ:ロンドンの街の鍵(Key to the City ― London)
デザイン・S.ブリースデール&R.ブリーズ、イラスト・K.バクスター&R.ブリーズ&K.フォーヴィンケル、フッフ&フレンズ(ドイツ)、2~6人用、14歳以上、90~120分、8500円(税別)、11月下旬。
『キーフラワー』に続くキーシリーズの最新作が、フッフ&フレンズ社から登場する。
ロンドンの場所を表す六角形の地域タイルを使って自分の家のあるタイルの周囲の行政区を開発する。技術タイルもしくはコネクタで地域タイルをつなげ、得点と共に、リソースを生み出す。コネクタと技術タイルは、各地域タイルをアップグレードさせ、得点やリソースを増やすこともできる。
ゲームは4つの時代にわたって進行し、各時代に登場する新たな地域タイルが競り落としていく。時代1と2では、リソースを生み出す6枚の地域タイルと、いくつかの建物をあらわす地域タイルしかない。時代3ではアップグレード可能な建物タイルのみとなり、時代4では二階建てバスも登場する。
毎ターン、プレイヤーは5種類のアクションのうち1つを選択する。自分の木の労働者コマ(キープル)を望む数だけ使って、地域タイルを競ったり、地域タイルを使用してリソースを生み出したり、地域タイルをアップグレードしたりすることができる。パスしてもよいし、(この時代は継続してプレイ可能)、テムズ川に沿って舟を置いて時代を終えてもよい。ゲームは時代4の最後に全ての船が出港したら終了で、最も点数を得ていたプレイヤーが勝者となる。

レイルロード・レボリューション(Railroad Revolution)
デザイン・M.カネッタ&S.ニッコリーニ、イラスト・M.イアンネリ、ホワッツユアゲーム?(ドイツ)、2~4人用、12歳以上、45~90分、7400円(税別)、11月下旬。
希望と富への渇望は、人類の進歩の大きな原動力となった……。
19世紀のアメリカ、多くの鉄道会社が成功と富を求め、街と街、州と州、海岸線と海岸線をつなぐ路線を敷設していた。プレイヤーはこの波乱に満ちた怒涛の時代のアメリカの鉄道の命運を握る。
それぞれ自身の鉄道会社を経営し、アメリカで最も成功した鉄道王を目指して鉄道を敷設し、鉄道沿いの都市に駅を設置し、電報通信網を整備し、目標を達成して自社の価値を高める。
プレイヤーの会社には最初、特別な技能をもたない労働者たちのチームが1つしかない。しかし、ゲームが進むにつれてさまざまな技能をもった専門職の労働者が雇えるようになる。各アクションのコストと効果は、雇い上げた労働者次第。
会社の目的を果たすには、手持ちの労働者コマのいくつかを役員にしなければならない。どの労働者を経営側に昇進させ、どの労働者をその技能のために現場に残すかも重要な決断となる。
『シニョーリエ』『ニッポン』のホワッツユアゲームズ?による新作で、スカウトアクションで2位となった作品。展開が早く、常に決断を迫られる中で、正しい戦略眼を持ち、時節を見誤らないことが勝利につながるだろう。

イスタンブール:書簡と証印(Istanbul :Brief & Siegel)
デザイン・R.ドーン、イラスト・A.レーシュ、ペガサスシュピーレ(ドイツ)、2~5人用、10歳以上、40~60分、3400円(税別)、11月下旬。プレイするためには『イスタンブール』本体が必要。
2014年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『イスタンブール』の2番目の拡張セット。商人たちが駆け回る市場に5つの新たな場所が加わる。大使の代理として書簡を受け取り、配達することで証印をもらう。しかしさまざまな秘密結社がルビーを求めて暗躍しており、あやしげな出所のさまざまな報酬も用意される。これがルビーの市場価格にも影響を与えるだろう。
一方、売店や競売場では全てのプレイヤーがアクションを行うことができる。加えて、相棒を配置することができたプレイヤーは、商人とは独立してその相棒がアクションを行うことも可能になる。
5×5枚のタイルを配置することで巨大バザーができあがり、インタラクションの多い長時間プレイにも挑戦できる。さまざまなオプションが加わる拡張セットだ。

オケアノス(Oceanos)
デザイン・A.ボザ、イラスト・J.フルリ、イエロ(フランス)、2~5人用、10歳以上、30~45分、5800円(税別)、12月上旬。
カードドラフトで海底探険。プレイヤーはそれぞれ自身の潜水艇に乗り込み、最も多くの水中生物と、最も長大なサンゴ礁、そして海底に眠る宝物をダイバーを送って持ち帰り、煌びやかなクリスタルを集めて潜水艇を改良していく。しかし、恐ろしいクラーケンに気をつけなければならない。
『世界の七不思議』のA.ボザが同じカードドラフトシステムを用いた新作だ。


神奈川沖浪裏(Kanagawa)
デザイン・B.カタラ&C.シュヴァリエ、イラスト・J.モシュ、イエロ(フランス)、2~4人用、10歳以上、45分、4000円(税別)、12月上旬。
1840年、東京湾沿い神奈川。絵師葛飾北斎は居を構え、自身の技を伝える後人を育てるべく弟子をとることにした。プレイヤーは、この『画狂老人卍』の弟子のひとりとなって、才能を認めてもらうべく、師の技術を学び、草木、動物、人物、風景の課題となる絵を仕上げる。
傑作を仕上げるためには技術のみならず、季節の移ろいと変化に心傾けなくては調和のとれたものにはなりません。この作品のどれかは、生涯の代表作となることを願って。
『ファイブトライブス:ナカラの魔神』や『Mr.ジャック』のブルーノ・カタラと中堅シャルル・シュヴァリエが、浮世絵『富嶽三十六景』の中でも代表作というべき『神奈川沖浪裏』にテーマの着想を得た作品だ。
神奈川沖浪裏

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