5月5日に東京ビッグサイトで行われたゲームマーケット2016春の新作が、各ショップで取り扱い始められている。評判も徐々に出てきているので、気になった作品をチェックしてみよう。
以下は現在のところamazonで取り扱われている作品である。
OKAZU Brand注目の重量級ゲーム。文明開化華やかな時代の横濱の商人となり、商売を成功させ名声を得ることが目的で、外国から来る注文書通りに交易品を揃え、外国から来たさまざまな技術を習得し、店舗や商館を建てて販路を広げていく。横濱の街中を駆け巡り、各エリアから恩恵を得て事業を進めよう。伝説の紳商となるのはどのプレイヤーだろうか?
デザイン・林尚志、グラフィック・ryo@にゃも
2~4人用/12歳以上/90分
定評あるProduct Artsに、I was Gameがコラボした2人対戦カードゲーム。12人の英雄を編成し、領土拡大を巡って争う。予めデッキを組んでゲームに臨むが、常に変化する盤面を見極めて、雇用・派遣・移動・撤退・食糧供給を采配しなければならない。
デザイン・坂上卓史&上杉真人、グラフィック・T.ジェドルスツェク
2人用/12歳以上/20分
OKAZU Brandによるワーカープレイスメントを用いたワードゲーム。限られたワードのみを使って、他の人に自分のお題がどれかを伝えなければならない。使えるヒントは早い者勝ち。ほかの人がすでに使ったワードは使えないため、無理に余計なヒントを出さなければならないことも。家族みんなで楽しめる子供向けルール入り。
デザイン・林尚志、グラフィック・ryo@にゃも
3~6人用/6歳以上/20分
『ブタバベル』のこっち屋が送る、正体が不確定な「量子人狼」系ゲーム。2陣営に分かれ、勇者は魔王を、魔王は勇者を倒すのが目的だが、はじめは自分の役割が分からない。アクションを通じて他の人の表情や言動をヒントに、他人や自分の正体を判断していく。出遅れたと感じた陣営は場を撹乱する必要があるだろう。
デザイン・ゆお、イラスト・天領寺セナ、古雲、三吉
3~7人用/8歳以上/10分
ワンドローは今回、広い層で遊べる中毒性の高いカードゲームをリリースした。前の人が出したカードと、同じ色でより大きいまたはより小さい数字のカードを出していく。同じ数字があれば割り込まれるので、ぼやっとしていてはいけない。子供から大人まで、自然と熱くなるゲームだ。9人まで遊べるところもポイント。
デザイン・居椿善久、イラスト・小宮山佳太
3~9人用/6歳以上/10分
2月の神戸で『チキンダイスの塔』を発表し、立て続けに新作を用意してきたトイドロップ。甘くて美味しい「ぱーぷりるぷりー」をほかの人と協力してたくさん頂くことを目指すバッティングカードゲーム。ほかの人とかぶると得点がもらえるというシステムで、いちばん多くぱーぷりるぷりーをいただいた人が勝つ。簡単なルールで短時間で盛り上がるパーティゲームだ。
デザイン・蜂須賀敏浩
5~8人用/8歳以上/10分
ゲームマーケット大賞で『PRINCESS ESCORT』が優秀作品に選ばれたてぃ~くらぶの新作は、ゴリラとイルカの戦いをテーマにした数当てゲーム。人類が生き延びる為には、戦力が高い方を見極め仲間に加わるしか方法がない。わずかな情報を掻き集め、優勢な方を選ぼう。
デザイン・ごんたろう
3~8人用/10歳以上/5~20分
数寄ゲームズの新作は2タイトル。ひとつは危険な始末書を最後まで提出せずに抱えていたプレイヤーが敗北するテーマのトリックテイキングゲーム。前の人より深刻度の高いカードを出すか、一番深刻度の低いカードを出していき、最後の1枚が最も深刻度の高かったプレイヤーにはペナルティーがある。同じ数字のセットを出せるというルールが、ゲームに緊張感を生む。
デザイン・円卓P、イラスト・鍋野たま、グラフィック・長谷川登鯉
3~5人用/10歳以上/20分
数寄ゲームズのもうひとつの新作は、夏休みの思い出を綴る競りゲーム。元気チップのところてん競りで友達を獲得し、その友達の一巡競りで日記のページを獲得する。日記ページのセットコレクションで、充実した夏休みにしよう。ただし遊んでばかりではなく宿題も忘れてはいけない。
デザイン・円卓P、イラスト・バチ、グラフィック・半蔵
3~4人用/10歳以上/45~60分
『Cat’s Party』で高い評価を得たYAMATO GAMESの次作。四葉のクローバーで鳥たちを集めるデッキビルディングゲーム。自分の番にはデッキから1枚めくって効果を発生させ、新しいカードを獲得する。こうしてできるだけ多くの幸せ鳥を集め、幸せになることを目指す。
デザイン・イイダテツヤ
1~5人用/7歳以上/15分