ウクライナ人デザイナーの作品で、オリジナルは2014年にホビーワールド(ロシア)から出版され、現在のところ15ヶ国語で出版されている。ヘムズ・ユニバーサルゲームズによる日本語版は今年春の『バオバブ』に続いて2タイトル目。
各プレイヤーは1枚ずつカードが配られるが、スパイカードが1枚だけ入っており、そのプレイヤーがスパイとなる。ほかのプレイヤーはエージェントとなり、順番に質問をしてスパイを探し出す。一方のスパイは、質問や会話からエージェントに配られたロケーションカードを推理する。
質問は何を聞いてもいいし、何を答えてもよい。だが、「軍事基地」「宇宙ステーション」から「ナイトクラブ」「映画撮影スタジオ」までバラエティに富んだロケーションを、どれくらいスパイに分からないようにエージェントが伝えられるかがカギとなる。
エージェントたちが協力してスパイをあぶりだせるか、スパイが最後まで正体を隠し通せるか。観察力やずる賢さが試される、スリリングなパーティーゲームだ。
・Hemz Universal Games:スパイフォール