ホビージャパン、8-9月の輸入リストを発表

ホビージャパンは今年8-9月に発売予定の輸入ボードゲームリスト7タイトルを発表した。いずれも外国語版で、日本語ルールが添付する。今回はすべてフランス語圏の出版社の作品が並んでいる。秋のエッセン・シュピールより一足早い発表だ。
栄光のスターファイター(Starfighter)
S.ボーダン作、イスタリゲームズ(フランス)、2人用、12歳以上、30分、4,500円(税別)、8月下旬発売予定。
第三次太陽圏戦争、各勢力は豊富な鉱物資源を含む小惑星をめぐり、空間優勢を奪い合っていた。2115年の戦場で、単身小型の空間戦闘機を駆り、巨大な巡航艦のあいだをすり抜けて攻撃を加えるパイロットたちは、あらゆるメディアでもてはやされる真の英雄的存在、スターファイター(天駆ける戦士)と呼ばれていた。プレイヤーはこの未来の英雄となり、カードをプレイしていくことで敵の戦闘機編隊をかいくぐり、敵の巨艦を拿捕しなくてはならない。
巡航艦ボードは5列のカード配置マスがあり、一辺で接するように並べ、少なくとも2列で接するようにしなくてはならず、ゲーム中にその位置関係は移動する。お互いカードプレイで自分の巡航艦ボード上の列に編隊カードをプレイすることで攻撃隊を編成し、ダメージを出し合うことになるが、巡航艦ボードの取りうる未来位置(どの列とどの列が接触するのか)やカードの特殊能力、カードの向きなどにらみつつ、お互い優位に立つべくカードをプレイしていく。
両者がパスしたらイニシアチブを持つ側が巡航艦ボードを移動し、編隊による攻撃を処理していく。はたして君の編隊は思惑通り攻撃できるだろうか。ルールはシンプルだが読みの要素が重要となってくる、プレイ時間も短くアートワークが美麗な2人用対戦型のカードゲームだ。
スターファイター
ディスカバリーズ:ルイス・クラークの足跡(Discoveries)
C.シャボーシ作、ルドノート(フランス)。2-4人、30-45分、5,800円(税別)、8月下旬発売予定。
1803年のルイジアナ買収により、アメリカは西部への門戸が開かれることとなった。しかし、まだ見ぬ西海岸までの土地は地図さえ無い未知の土地であった……。アメリカ開拓黎明期に陸路で太平洋まで探検し、帰還した史実をもとにしたボードゲームで、『ルイス・クラーク探検隊』と同じ作者、同じテーマのダイスゲームだ。プレイヤーはそれぞれ探検隊の一人となり、その探検の記録を記します。初めて見る動物、通過した地形、遭遇した現地部族などの記録を残していく。
ゲーム中に獲得できる「部族/発見カード」は、ゲーム終了時に得点となる。これらのカードを得るためには、探険アクションを行ってダイスを使用することになる。ダイスの目は可能なアクションを表すが、毎ターン振るわけではなく、ルールに従って管理していく必要がある。
プレイヤーの中で最も多くの記録を記してセントルイスまで帰還した者こそ、第3代アメリカ合衆国大統領、トーマス・ジェファーソンにより讃えられることになるだろう。好評のボードゲーム、注目のダイスゲーム版だ。

キャッシュ&ガンズ第2版拡張 もっとお金と拳銃を!(More Ca$h’n More Guns)
L.モーブロン作、ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)、4-8人用、10歳以上、30分、4,500円(税別)、8月下旬発売予定。プレイするためには『キャッシュ&ガンズ第2版』が必要。
強盗たちの報酬山分け交渉ゲーム、キャッシュ&ガンズ第2版の拡張セットが登場。金も銃もおかわりが来た!
この拡張をで手に入るのはそのタイトル通り、新しい銃(チャカ)4丁と(デリンジャー風、コルトSAA風、ワルサーPPK風×2)と新たな略奪品分配カード16枚。加えてゲームの展開をさらに楽しくする新しいパワーカードと秘密のパワーカードなどなど盛りだくさんの内容となっている。特に初版で好評だった潜入捜査員ルールがこの拡張で登場するので、ファンには見逃せない。

精霊の紋章シジル(Siggil)
H.ケーマレック作、カプシクムゲームズ(フランス)。1-4人用、8歳以上、20分、2,600円(税別)、9月上旬発売予定。
「精霊の紋章」を操り、封印から逃れた精霊を捕らえよ。自分の手番に捕らえることができるカードは1枚のみ。間違うことなく正しいものを選べるか?
精霊の紋章は、精霊を捕らえ、封印する魔力の印形である。プレイヤーは紋章を開放し、逃れた精霊を捕縛しなくてはならない。山札には1から7までの数字が記された7つの領域のカード49枚と、7つの領域に対応する《精霊》のカードがあり、シャッフルした後で最下層は表向きにならべ、2層目は裏向きでかぶせるように、3層目は表向きにかぶせるように……といった具合に配置する。これが、精霊をとらえている紋章(シジル)だ。紋章の配置は何種類か流派があり、「道」、「亀」、「ピラミッド」などと呼ばれる配置がある。
プレイヤーは自分のターンにこの「紋章」からカードを1枚取り手札とする。《精霊》が「紋章」より解放されたら、手札にしたカードを適切な組み合わせで使用することで「捕縛」できる。ゲーム終了時に、最も多くの精霊をとらえたる者が勝者となる。他のプレイヤーの手札を読みつつ、精霊をいつ解放し、捕縛するかの駆け引きも悩ましい、美しいアートワークが見逃せないカードゲームだ。1人でプレイできる点も見逃せない。

フリート・コマンダー2:ゲートを超えて(Fleet Commander: 2 – Beyond the Gate)
H.レディシ、E.シャーペンター作、カプシクムゲームズ(フランス)。2人用、12歳以上、60分、4,000円(税別)、8月中旬発売予定。プレイするためには『フリート・コマンダー』基本セットが必要。
手軽なルールと奥深い戦略性と、ミニチュアの出来のよさで好評の『フリート・コマンダー』の拡張セット。新たな艦種「巡洋艦」が加わり、ミニチュアも各陣営向けに2隻ずつ用意される。また新特殊兵装も3種類、新宙フィールドタイルも2枚用意される。さらに、独自の艦隊を編成し、3人以上のプレイヤーで遊べる「星間ゲート」のルールと艦隊識別マーカーも含まれているほか、星間ゲートを巡る2つのシナリオも収録されている。
新たな編成、新たな戦場 ―― ゲートを超える準備はできているか?

フリート・コマンダー:軌道戦闘 (Fleet Commander – Orbit)
H.レディシ作、カプシクムゲームズ(フランス)。2人用、12歳以上、45分、4,000円(税別)、8月中旬発売予定。プレイするためには『フリート・コマンダー』基本セットが必要。
フリート・コマンダーの戦闘は比較的自由な星系間の凪いだ空間で行われるとは限らない。戦略拠点となる恒星系をめぐり、主星の重力影響下である軌道上での任務を遂行せよ。60cm×60cmのラバーマット製の新マップは、中央に恒星系を配しており、その周りを同心円上にマス目が切られている。恒星の重力が戦場を支配するなか、君の艦隊は敵艦隊を排除できるだろうか。

フリート・コマンダー:深宇宙(Fleet Commander – Deep Space)      
H.レディシ、E.シャーペンター作、カプシクムゲームズ(フランス)。2人用、12歳以上、60分、2,000円(税別)、8月中旬発売予定。プレイするためには『フリート・コマンダー』基本セットが必要。
『フリート・コマンダー』のマップが豪華なラバーマットになった。トレーディングカードゲームなどでよく用いられるプレイマット同様の材質でプレイしやすい。また、60cm×60cmのサイズは汎用性が高く、他のゲームで使用することも可能。また基本セットのダイスの代わりとなる、青いダイスのセットも付属する。

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