ボードゲームデザイナー連盟が著作権を求めて署名活動

ドイツを中心とするボードゲームデザイナーが400名以上加盟する団体Spiele-Autoren-Zunft(ボードゲームデザイナー連盟、SAZ)は8日、ボードゲームの著作権がデザイナーに帰属することを求めるオンライン署名を始めた。1000人の署名を目指して、関係者が呼びかけている。

ボードゲーム出版社の団体Fachgruppe Spiel(ボードゲーム専門委員会)は、基本的にボードゲームデザイナーの著作権を認め、ドイツの法律に基づいてSAZと協議することにしている。それにもかかわらず、加盟するいくつかの出版社が最近、個別の契約において著作権が出版社にあることを条項に盛り込んだため、ボードゲームデザイナーが反発した。

サイン署名は日本人でも可能。下記のリンクを開くと、右側に記入箇所があるので、上から名前(アルファベット)、苗字(アルファベット)、メールアドレス、国名、郵便番号を記入して「Sign」ボタンを押すだけ。署名するとSAZから感謝のメールが届く。

SAZに所属するA.マイヤー氏は、「ボードゲームデザイナーの著作権は、ボードゲームデザイナーとボードゲーム出版社が共同で仕事をする上で土台となるものです」とコメントし、署名を呼びかけている。一方、G.コルネット氏はボードゲームデザイナーに著作権があるという主張には同意しつつも、SAZを交渉の窓口にすることについては、非加盟者もいるとして疑問視している。

ボードゲームのアイデアに著作権が認められるかどうかは見解が分かれており、裁判になったケースもある。日本でも昨年、『シャドウハンターズ』をめぐって問題になった。

「ボードゲーム専門委員会へ:ボードゲームデザイナーを著作者として認め、ボードゲームデザイナー連盟を交渉相手として認めよ」
Change.org: An die Fachgruppe Spiel und ihre Mitgliedsverlage: Spieleautoren als Urheber und die SAZ als Verhandlungspartner anerkennen!

「ボードゲームデザイナーを著作者として認めよ! SAZからボードゲーム専門委員会への公開書状」
Spieleautoren als Urheber anerkennen! Offener Brief der SAZ an die FACHGRUPPE SPIEL

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