すごろくや編著の『ボードゲームカタログ』『大人が楽しい 紙ペンゲーム30選』を出版したスモール出版から頂いた企画。当初はデザイナー別、システム別にボードゲームを紹介しようという案でしたが、ボードゲームの描く世界観の面白さに着目し、テーマ別にレビューすることにしました。しかもそのテーマは著者の趣味と独断で尋常じゃないものを10テーマ選択。それぞれテーマについて前説を行い、ランキング形式で各テーマ10タイトル、合計100タイトルのレビューになりました。
さらに読みものとしても面白い本をということで、『ゲームリンク』に連載したものや当サイトに掲載したものなどを加筆して20。新たに書き起こしたものもあります。また、「ボードゲーマー名鑑」として、ボードゲーム愛好者なら誰でも知っている日本人12人を写真付きで紹介、さらにブームの分析やいろいろな楽しみ方を模索する座談会も収録しました。
ボードゲームという趣味との深い関わり方、そしてそこに生きるボードゲーマーの世界の広がりを紹介。
広く浅く網羅してゆくアプローチは捨て、余人が及ばない場所を深く掘り下げる、ボードゲーム好きがディープに楽しむためのガイドブック。■異色のテーマ10について、それぞれベスト10のボードゲームをレビュー
究極のグルメゲーム / 世界遺産deゲーム / こつこつ農業ゲーム / ピラミッドはゲームの宝庫 / 欧米から見た日本ゲーム / クソゲーもといトイレゲーム / タブー解禁ゲーム / ボードゲームの中の「死」 / オ~バ~ケ~のゲーム / 下手でもお絵かき大好き■充実の読みもの、座談会やボードゲーマー名鑑なども掲載
ドイツのボードゲーム大会 / ドイツ年間ゲーム大賞の今 / カタンの開拓者たちシリーズ / カルカソンヌシリーズ / ドミニオンシリーズ / 絶版ゲームの入手法 / あなたはどんなプレイスタイル? / ボードゲーム八大地獄 / 面白いボードゲームを探し出す10の方法 など
装丁デザイン・本文レイアウトはオインクゲームズの佐々木隼氏。ゲームマーケットの新作と並行して多忙の中、素晴らしい表紙を仕上げて頂きました。ほかにも校閲は沙月みと氏、座談会の構成はゲーム・カワカミ氏など、多くの方々の協力を得ています。
ボードゲームにハマり始めた方から、倦怠期気味の方まで、愛好者の皆さんにお送りします。よろしければ、ご一読下さい。
その後の販売予定は、5月10日頃からボードゲーム専門店で販売し、5月中旬から下旬頃に、全国書店・ネット書店で発売になります。